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カテゴリ:政治・原発その他
僕は改憲に賛成です。
憲法第九条は、自民党の国会議員(親米派?)のような、ひねくれた方々が読むと、海外派兵ができるような曖昧さを含んだ書き方みたいです。 誰が読んでも、海外派兵は駄目、集団的自衛権も駄目という憲法に書き換えるべきだと思うのです。 自衛隊までを禁止してしまうことについての意見は差し控えますが、海外での軍事活動は一切できないような条文を書き加えるべきなのです。 イラク侵攻を画策した国連(決議はありません)に対し、反対を唱えることができない憲法なんて、平和憲法ではありません。 あの時首相が、強行にNOと言える(言わなければならない)憲法が日本にあったら、何万もの犠牲を出して、今も尚泥沼の中にあるような戦争を回避できたかも知れないのです。(金を払ったのは日本ですから) Show the Flag と言われて、税金で人を殺す武器を買い、彼等に補給ができるような憲法は、平和憲法ではないのです。 日本と同じ敗戦国であるドイツの連邦行政裁判所は、「米国とその同盟国によるイラク攻撃は侵略戦争であり、国際法に違反している」という判決を下し、「ドイツ連邦政府は、公式にはイラク戦争に反対しているが、一方では法的な根拠もなくイラク侵略に協力している」と判決文の中で述べています。 平和憲法を掲げる日本より、戦争を放棄していないドイツの方がよっぽど平和的判断をしていますし、ブレア英首相退陣を見ても明らかなように、先進諸国は非戦の方向に傾いています。 先進国と呼ばれる国の中で、好戦的国家は米国と『まがいものの平和憲法』を掲げる日本だけだとは思いませんか?(まがいものである証拠に、戦後米国主導の戦争にことごく加担してきた上、今回のイラク侵攻にも抑止力とはなりませんでした) 国民投票法を悪い方向に考えがちですが、「改憲ができる」と言うことは、より堅固な九条を獲得できるだけでなく、公務員の汚職や怠慢に厳罰を与える条文や、原発放棄などの条文(まだまだたくさんあります)を書き加える可能性も見えているのです。 初めて獲得した直接参政権を否定することではなく、国民の思いを確実に反映してくれる「代議員」を選ぶことが大切です。 法案の成立により、本当の世界平和を実現するための礎となる憲法を、日本人が獲得できるのかに、世界中が注目していると思います。 どんな大義名分があろうとも、「軍事行動は全てNOだと言える憲法第九条」から始めましょう。 真に「美しい日本」のために、僕は改憲に賛成します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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現行憲法でも明確に海外派兵は禁止しているんですがね。時の政権が解釈によって色んな違憲法律を作って成立させていますが、問題はこの違憲立法を違憲だとして法律を認めさせないということをしない日本の憲法裁判の問題だと思いますよ。
(2007年05月21日 08時34分32秒)
>どんな大義名分があろうとも、「軍事行動は全てNOだと言える憲法第九条」から始めましょう。
>真に「美しい日本」のために、僕は改憲に賛成します。 然りですね。 再見! (2007年05月22日 17時32分32秒)
朝鮮朱子学に毒された意見もあるようですね。
http://toron.pepper.jp/jp/middle/syndr/syushi.html 朱子学のイデオロギーで武装し、大義名分を論ずる事を業とする人々には、妥協が難しい。 韓国の古典的人物の伝記類をみると、たいてい性格は秋霜烈日、正しいと思えば相手の地位など意に介せず、弾劾する事をためらわない剛直の人というふうに描かれている。 中略 朱子学については、司馬遼太郎さんが実にうまい事をいっている。 ●朱子学は、宋以前の儒学とは違い、極端にイデオロギー学だった。 正義体系であり、別の言葉で言えば正邪分別論の体系でもあった。 朱子学がお得意とする大義名分論というのは、 何が正で何が邪と言う事を論議する事だ しかし、こういう神学論争は年代を経ていくと、 正の幅が狭くなり、鋭くなり、ついには針の先端の面積ほどもなくなってしまう。 その面積以外は、邪なのである。 ●朱子学というのは大義名分を論じ始めると、カミソリのような薄刃を研ぎにといで、自傷症のように自らを傷つけ、他を傷つけたりもするイデオロギーの学だから、、、、。 (街道をゆく 28 眈羅紀行) 朱子学は、妥協を許さぬ方向へ人を駆り立てる思想なのだ。 日本でも朱子学的名分論を主流とした「水戸学」は、幕末の志士たちに大きな影響を与えたにもかかわらず、維新後の明治政府の要職には水戸出身の姿は見えない。 少年の頃、それが不思議でならなかったが、長じてから、水戸藩内部では維新が成る前に、佐幕派の諸生党、勤王激派の天狗党で、血みどろの内部抗争が続き、惜しい人材をみんな殺してしまったのだと知り唖然とした。 正義の思想は、往々にして人を食い殺す者なのだ。 (2007年06月04日 01時55分10秒) |