N.S.A.J
北東北キャロフリ会長のこちら様が、我がホームコースに行ってみたいとの事。大変、光栄なことであります。で、ホームコースの「ニューセントアンドリュース ゴルフクラブ ジャパン」についてご紹介をさせていただきます。よーくご存知だという方は読み飛ばしていただければ・・・。このコースは栃木の大田原市にあります。東北道の矢板ICから約15分。秋田に来る前のボクの東京の家からだと約2時間。入会してから10年以上になります。こんなに遠いのに良く入会したと思いますが、それだけコースに惚れたんですね!オープンは昭和50年。設計はジャック・ニクラスとデスモンド・ミュアヘッドの共同設計。このペアでの共同設計はこの時期だけで、ニクラスのホームコースでPGAツアーのザ・メモリアル トーナメントの舞台ミュアフィールドビレッジGC(Muirfield Village GC Dublin, Ohio)も二人の共同設計のコースです。写真を見ただけですけど、かなり似た感じのコースのようです。ニクラス設計のコースでも最初期のもので、日本では最初のニクラス設計のコースです。コースはニクラス設計のNEWコース18Hとスコットランドのセントアンドリュースのスタッフが設計したインランドリンクスのOLDコース9Hの合計27H。もし行く機会があったら是非共、OUTスタートを予約してニクラス設計の18Hをラウンドしてきて下さい。典型的なアメリカンタイプの加罰的な18Hは、点から点へのベストルートを明示して「狙い所はココですよ」「ココに打てなければトラブルですよ」とプレッシャーを掛けてきます。さらに、距離的に短めのPAR5は「危険を覚悟するなら、攻めなさい」と誘ってきます。それぞれのホールにかなり特徴があるので、メモラビリティーが高く、そのホールに行くたびに過去のミスショットの記憶がよみがえるので「わかってくるほど、難しい」と良く言われます。NSAJには池が飛球線上に掛かってくるホールが6ホール(1.2.3.6.8.16番)あります。池が多いコースは他にも沢山あると思いますが、そのほとんどは景観のための池でプレーに影響することは少ないと思いますが、このコースの池は堂々と花道に迫り出してきているため、プレーヤーに強い心理的圧迫感を与えます。ようはベストショットで池を越えていくか、安全策で刻んでいくかの選択を嫌でも迫られるわけです。その他にも深いバンカーで守られているホールが多く、花道からの転がし戦法は通じません。ニクラスが全盛期のコースで、設計後にニクラスが「少しハードに設計し過ぎた」と語ったと聞いています。中嶋常幸がマスターズにいく前に合宿したとか、安田春雄が50叩きしてバッグを投げつけて帰ったとか、伝説が沢山あります。本当かどうかは別にしてパーシモンに糸巻きボールの時代のこのコースは本当に難しかったです。何度回ってもいいスコアは出ませんが、お気に入りのコースです。こちらでのベストスコアは+1の73Sなので、パープレーでのラウンドが見果てぬ夢です。PS:青目ちゃん、春の遠征ゴルフはニューセントのフルバックでいいですか? 日程を決めましょうネ。関東の楽天ゴルフ部の皆さんもよろしければ参加してください。