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カテゴリ:ドラマ系の感想
『北前船始末(後編)』
内容 北前船『弁天丸』船頭・卯之助(苅谷俊介)の孫娘・おゆき(畑未夢)が、 何者かによって、拐かされた。 そんななか若狭(池内博之)から、 卯之助が“隠し荷”を運んでいたと聞かされた左近(栗山千明)は、 卯之助から事情を聴くと。。。『種痘』 数年前、露西亜(ろしあ)から松前に持ち込まれた“痘瘡の種”。 それをおゆきに植え付け、運んでいたのだった。 妻や子を痘瘡によって亡くしていた卯之助。。。その想いの結晶だった。 章(窪田正孝)もまた痘瘡の被害を減らすことが出来る。。。そう思った。 しかし調べてみると、すでに、おゆきの『種』は、消え去っていることが分かる。 赤穂屋(芦屋小雁)によると、境屋が関わっているということで、 そこで松前問屋・境屋(南条好輝)の元へ向かう左近と章。 2人が事情を話すことで、おゆきは解放された。 その帰り。侍の集団に襲われ。。。。銃撃された左近。 章は、左近の体から“弾”を取り去り、 あとで来た天游(蟹江敬三)に任せるのだった。 しかし、事が事だけに、天游は章を詰問する。 “破門”を告げられても、何も言おうとしない章。 敬称略 今回は、前回の続きである。 卯之助が隠して運んでいた積み荷。。。 それには、卯之助の強い想いが込められていた。 孫娘・おゆきの身になにかがあるかも知れない しかし、、痘瘡。。。その被害を防ぐためには。。。 と言う感じだ もちろん、 ネタとしては、すでに期限切れ と言う事を、調べる章など。 良い感じで、 章の将来が見える感じのお話になっている。 そして、“痘瘡の研究”に生涯取り組んでいくというオチで “未来” 章にとって、途中の治療もあったが、 本当の意味で“自分の夢”“進むべき道”が、提示された物語。 医師としての物語『緒方洪庵ものがたり』のスタートだったと思います。 そのうえ 『人の命に関わるモノを商売の道具にするな』 というカッコイイ言葉もあり、章の決意が引き立っている感じだ。 最後のナレも含め、良い感じでした。 やはり、テーマがしっかりしていると面白いですよね。 章が医師になるためには『きっかけ』があって然るべき。 そのネタを、在天別流との関わり、左近への想いなど 様々なことを組み合わせ、見事に見せきったと思います。 まぁ、少しだけ残念なのは、 以前出てきた『薩摩』のように、『長州』を出しているにもかかわらず それが、不明確。。。そのうえ、それ以上になっていない状態。 これでは、境屋に襲われても良いはずなのだ。 その部分だけは、もう少し練り込みが必要だったろう。 ただ、全体としては、かなりテンポが良く。 前回と、『一気見』したくなったほど。 そう考えれば、SPで1時間モノにして欲しかった感じだ。 これまでの感想 第5回 第4回 第3回 第2回 第1回 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月13日 19時02分13秒
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