レベル999のマニアな講義

『八重山の流刑者』

内容
琉球を救うため、徐丁垓（ＧＡＣＫＴ）を殺害した寧温（仲間由紀恵）
だが、その直後、朝薫（塚本高史）の命により捕縛される。
朝薫は徐丁垓から、“孫家”の家系図を受け取り、前王朝の末裔とつかんでいた。
すべては、王府転覆。。。謀反を企てるためだという罪だった。
そういう意図がないことを釈明するが、
兄・嗣勇（金子昇）まで引き出されてはどうにもならず。
兄の命を救うため、寧温は、罪を認めるしかなかった。
刑は、八重山への流刑。。。。。。その裏には浅倉（谷原章介）の尽力もあった。

朝薫は、親友の裏切りに心を痛めるが、
オバァ（平良とみ）から手渡された、寧温からの手紙を読むだけでなく、
浅倉に注意されたこともあり、
自分が徐丁垓の謀に嵌まったことに気づき、後悔するのだった。

数日後、八重山に到着した寧温。
すると島が、英米の艦隊から砲撃を受けているという事実を知る。
寧温を監視するはずの役人・古見首里大屋子（山城智二）によると、
清国の苦力“くーりー”を巡り、
艦隊から逃げてきた苦力と艦隊の間で、島は揺れていたのだった。
朝薫の計らいもあって、寧温は、抜群の外交能力を発揮し、問題を解決。
が、、、その後、思わぬ事態が待ち受けていた
かつて、寧温が左遷した奉行が八重山の在番筆者（阿南健治）となっていた。
寧温は家畜以下の扱いを受け、やがて病となり、山中へうち捨てられてしまう。

死の淵を彷徨った寧温。。。。
その目の前に、思わぬ人物が現れ、寧温を救ってくれる。
寧温が、かつて流刑にした御内原の大勢頭部こと思徳金（かたせ梨乃）だった。

病の治療で、女とバレた寧温は、その思いを語り、
思徳金から王府へ戻る秘策を授けられる。
それは、“宦官”ではなく、“女”として、、“真鶴”となり、御内原へ。
そのためにはと。。。
新たにやって来る在番（村松利史）の目につくようにと、機織りを指南され。。。


敬称略


若干の都合の良さは、ドラマとしての面白さになっているのが今作。


ホントに、良い感じで魅せてくれています。


今回も、もちろん、、、“都合良く”なのであるが
それを“劇的”と感じさせるように、これまで張られていた伏線を回収。

全てをまとめきって、最終的に、ちょっとしたサプライズ展開で。。。。

ホントに面白く魅せてくれたと思います。


男から、女になるのも、悪くありませんしね。

まあ。。。宦官になるときは、見せ場があったから、
ここでも、もう少し。。。。っていう部分もありますが、

これくらいでも良いでしょう。



寧温らしさ、、真鶴らしさ．．．両者をかなり上手く混ぜ込み、
ホントに練られた物語であるコトを、今回は痛感させられた感じですね。

あとは、、、次回。。なのだが。

すでに予告で、いろいろ見せているしね（笑）

でも、それを超えてくるのが、今作の魅力。

方向性は分かっていても、楽しみで仕方がない次回である。



それにしても、上手いよね。

都合良く、、ではなく、劇的、、ですからね。

この差は、ほぼ無いモノなのですが
結局、上手く魅せてくるかどうか？なんですよね。

最近のドラマは“都合良く”が多すぎて、嫌な気持ちにさせられることが多いが、

今作は、、どちらかと言えば、“劇的”でしょうね。

どっかノ国の。。。。という既視感はともかくとして、
日本のドラマも、まだまだあなどれない。。。。と感じさせてくれます。


これまでの感想
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