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カテゴリ:ドラマ系の感想
内容
オランダ医学を学ぶため、大坂にやって来て2年。 立花登(溝端淳平)は、江戸で暮らす叔父へ手紙を送り、帰路についた。 ひと月後、江戸に着いた登は、 ちえ(平祐奈)の友人・おあき(樋井明日香)の店に立ち寄る。 すると、おあきは、おすま(西原亜希)という女性を介抱していた。 そこに帰ってきたおあきの夫・豊太(ドロンズ石本)に頼み、 おすまの長屋へと連れて行くのだった。 おすまは、叔父・玄庵(古谷一行)のことを知っていた。 薬代も取らず、夫の面倒を見てくれ、看取ってくれたという。 話をしていると、娘・およう(佐々木ゆみ)が帰ってくる。 事情で、口がきけないという。 何かあると考え、叔父・玄庵のもとに帰り、話を聞くが。。。 その後、岡っ引きの藤吉(石黒賢)から、思わぬ話を聞く。 おようが、人殺しを見たようだという。 殺されたのは、金貸しの島右衛門 茂みに隠れていたため、助かったようだと。 金を貸していた人物をあたり、 賭博場に入り浸る英助(山中聡)弥太(兼松若人)に目をつけているよう。 一方で、事件ののめり込み、ちえのことを忘れていた登。 きよ(鷲尾真知子)に諭され。。。ようやく、ちえの部屋へ。 そして塾長の8歳になる娘から預かったという夫婦人形を。。。 そのころ、回復し、料理茶屋“天城屋”で再び働きはじめたおすまは、 常連の瓦職人・吉蔵(伊藤祐輝)から所帯を持たないかと迫られる。 その、おすまのことを、気にかける清兵衛(升毅)は、 料理茶屋の女将・お杉(村岡希美)に。。。 その一方で、松江(宮崎美子)は、登、ちえのことが気が気でなく。 玄庵の尻を叩き、ふたりの祝言の話が動き始める。 数日後、おすまの前に現れた弥太という男から、吉蔵のことを聞かされる。 英助に刺されたという。それに恐怖し、金輪際、会わないと言っていると。 直後、お杉から清兵衛を紹介され。。。 その後、吉蔵を刺したのが英助という男で、 おようが見た人殺しにも関わっているかもしれないと藤吉に聞かされる登。 今は、小伝馬町の牢にいると知り、 同心の平塚(マキタスポーツ)牢医者・土橋桂順(正名僕蔵)の許しを得て、 取り調べに立ちあわせてもらえることに。 敬称略 脚本は、古田求さん 演出は、山下智彦さん 2016年から毎年のように放送し、第3シリーズまで放送。 ひとつの決着を。。。ってことで、昨年は放送しなかったが。 “新春時代劇”で、復活である。 そもそもの話。40年近く前に放送された中井貴一さんの《立花登 青春手控え》 そのエピソードを、3シーズンで、ほぼ網羅した今作。 中井貴一版でも、長崎に旅立ち終了したのだ。 今作だって、大坂に発って終わっても良かっただろうが。 色々と考えて、復活させたのだろうね。 実際、今回のエピソードの原作は、“立花登”のシリーズでは無い。 藤沢周平作品の短編の1つ。 原作を読んだから、ハッキリ言わせてもらうが。 立花登が、介在する余地が、ほぼ無い原作なのである。 それを、仕立て直すんだから。。。。 まあね。 時代劇のネタって、数多くあると言っても、 パターンは限られているからね。 今回のエピソードも、同じだ。 藤沢周平作品では、同作だけで無く、 よく似たシチュエーションは、多々ありますしね。 これは、他の原作者でも同じことが言えます。 さて。そのあたりのことは、ともかく。 若干。。。子供のことが中途半端になっているが。 展開上、仕方ないだろう。 それでも、かなり上手く仕立て直していますね。 それも“らしく” ただ、今作って、必ずしもハッピーエンドになるわけじゃ無いので。 そこは。。。藤沢周平作品らしさ。。。なのですが。 最後の最後まで、いろいろな意味で、ドキドキしたよ(笑) 最終的に、ハッピーエンド。。。。かな。。。町医者だけど。 。。。“続き”が、見たいです。 最後に。今回も、松竹と東映の混成だったね。 もう、“時代劇”は、こうでないと。。。。ダメかもね。 いろいろと馴染んでいるし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年01月03日 21時01分07秒
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