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千思万考

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2006.06.06
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カテゴリ:アメリカ
9.11テロって何だったんだろう??
最近の疑問のひとつです。


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テロリズムの一般的な理解だと、対象に恐怖(テロルTerror)を与え、自己の政治的な要求を達成する、という政治手段になります。
ただそう考えると、どうも9.11テロには引っかかる部分が多い。
ある程度時間がたった今だからこそ、余計に違和感だけが増しつつあるんです


まず第一に、あの事件を通して犯人側は具体的に何がしたかったのか?ということがまったく見えてこないんですよ。


意外と一般には知られてないことですが、9.11以前のアメリカの世論は実は孤立主義的だったんです。クリントン政権時代に中東和平や京都議定書交渉、ソマリア内戦介入(そして見事に失敗)など、積極的な外交に力を入れすぎて、国民は少々うんざりしていたわけです。


眠れる獅子だったアメリカをあのタイミングで刺激すると、また中東に余計な介入をしてくるかもしれない………少なくとも犯人グループのトップが合理的判断をする人間ならば、こうも考えたはずです。
イラク戦争はテロ事件とは直接的なかかわりは薄いですが、そのひとつ前のアフガン戦争を例にとって考えてみるとよく分かります。だって、アフガンのタリバン政権はイスラミスツ(イスラム原理主義組織)を強力に支援していた数少ない勢力のひとつであったわけで、アメリカにそこを潰されたら自分たちの組織の基盤が揺らいでしまうわけです。はっきり言ってあそこまで露骨なパフォーマンスをする理由は、合理的判断の範疇では理解できない。


もっとも私は自分の大切な人たちが政治の犠牲になったらどこへでも突っ込んでいって復讐してやるぞという気持ちを持っているので、感情的な動機であのような行動をする人間が出てくる可能性については否定しません。しかし、それなら大規模なサイバー集団アルカイダが、「原理主義組織」としてあの事件を起こしたわけではないということになります。


ただ、このねじれはあくまで、あの事件が「アメリカン・グローバリズム」vs「イスラム原理主義」の構図をとっているという前提に立った次元の話で、別の見方ををすると、また違った解釈ができるんですね。







どういうことかというと、自分の身を滅ぼして神の国へ行くというパッションを持っていた事件の実行犯レベルの人間は確かにイスラミストだったが、彼らを操っていた犯人グループの人間の意図は、宗教的動機とは全く関係がなかったという見方です。


具体的には、イスラエル、サウジの利益拡大を図ろうとしたのかと考えられます。
その証左に、現在は、親米のイスラエル・サウジに対して敵対的だった政権が、アフガン戦争、イラク戦争、シリア危機、イラン核武装問題などで潰されたり圧力を受けたりする状況が出来上がっています。


あるいは、もっと飛んだ話―――あの事件がアメリカの一部勢力、具体的には、中東進出へのきっかけが欲しいユダヤ人勢力を中心とするネオコン派の陰謀だったのでははいかという考え方もできます。最初から機内に犯人などおらず、外部からの遠隔操作であの飛行機はビルに突っ込んでしまったのではないかということです。


自国民を犠牲にしてまでアメリカが………?と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、過去にかのF.ルーズヴェルト大統領は、事前に日本海軍航空艦隊の真珠湾奇襲の計画を知りながら、戦争の大義を捏造するためにあえてその情報を握りつぶし、ハワイの兵士たちを見殺しにしました。アメリカは徹底的なステーティズム(政府独裁)の国という一面もあるため、平気でこういうことをしかねないのです。







そしてどちらの考え方でも、事件の首謀者とされたオサマ・ビンラディンは、真犯人の単なるスケーブゴートである、という前提と、そもそもアルカイダなどというテロ組織がサイバーネットワークを通じて本当に大きな規模を持って暗躍しているのかということ自体、実は疑わしいという前提に立っています。ぶっ飛んだ話ですが、そういう考えが成り立つ証拠というのが結構あるのです。



例を列挙します


1.

オサマ・ビンラディンが中心となって何らかの組織を率いている決定的証拠は実はみつかっていない。98年8月7日の「在ケニア/在タンザニア米大使館同時爆破事件」の犯人として、実行犯でないビンラディンを起訴する(欠席裁判にかける)ために、01年1月、米司法当局は、昔ビンラディンと行動をともにしていたスーダン人ジャマル・アルファドルの「ビンラディンを頂点とする、彼が名付けたアルカイダという強固な組織がある」という証言を採用し、アルファドルの証言を根拠に、米司法当局はアルカイダをマフィアのような犯罪組織と認定。「以後、ビンラディンが声明を出した事件にかかわった者はだれでも簡単に起訴できるようになった」
                         (大使館爆破事件弁護人サム・シュミット)



2.

しかし、アルファドルは莫大な報酬と引き換えに偽証していた
                        (『アルカイダ』の著者ジェイソン・バーク)



3.

ビンラディンが01年の米中枢同時テロ(9.11)以前に、大使館爆破事件の犯行グループをアルカイダと呼んだ証拠は皆無。「9.11」はビンラディンではなく、パキスタン系クウェート人ハリド・シェイク・ムハンマドが立てた作戦(ビンラディンは資金提供と実行犯の人選のみ)。 しかし9.11のせいで「アルカイダは強大」という神話が生まれ、以前からそう主張していたネオコンが米政権内で権力を掌握した。そして、9.11以後にテロ容疑で起訴されたグループが米国内でテロを計画していたという証拠は一切挙がっていない。
                        (デビッド・コール米ジョージタウン大教授)


4.

本来ならばアメリカは個人で地下に潜伏していたフセインを発見する能力がありながら、集団行動をしているビンラディンの居場所の手がかりが見つかっていないはずがない。また、通信インフラがあまり発達しておらず、しかもイラクという中心地に米軍のアンテナサイトを設置されたアラブ地域で、アメリカの目を逃れてサイバー通信をやり取りするのは困難。(オリジナル)



とりあえず、今日はこれくらいにしときます。先に挙げた二つの陰謀説の個々の説明については、また次回に回します。





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Last updated  2006.06.06 23:58:38
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