本来は21日~22日に掛けて、残る札所
71番~75番、81番、82番、84番~88番を
終えて、四国遍路9度目の結願の予定だったんですが・・・
ちょっと予定が変わってしまいました。
21日は見送って、22日に出発に決定。
しかし、日帰りで讃岐まで行くのは遠いなあ。
よし、2年前に途中リタイヤの醜態をさらした
18番~20番に挑戦しましょうか?
立ちはだかる壁ー20番札所鶴林寺の巻ー遍路日記その6
実はバスの時間などを調べてあるので、18番~21番ぐらい
まで行けそうなんですが、私はあえて再び南小松島から歩く。
しかし、昨夜の時点で準備が出来ていないので、
早朝の出発は無理(;一_一)
前回は南小松島7時5分スタートが、9時42分スタートに
なってしまった(@_@;)
しかも、今日は日中は真夏日になりそうな勢い(@_@;)
目標は小さく前回並みの停留所まで(*^_^*)
しかし、スタートは軽快です。
道が判っているだけに真っすぐ18番札所を目指します。
途中で歩いている人に追い付きます。
年配の女性ですが、てくてく歩きのようです。
お先にと声を掛け、進みます。
18番恩山寺に程なく着きます。
心なしか2年前より楽みたい?
境内にも活気があって?
10人ほどのお遍路さんがいます。
お参りを済ませると年配のおじさんが若い歩きの
お遍路さんに話しかけています。
「あんた速いな、駐車場で見かけたけど追いつけなんだ」
(歩き遍路相手に、そら無理でしょう(*^_^*)
「どっから来た」
(それを聞くのは禁句ですよ)
「東京からです」
「歩いて来たんか?」
「ええ」
「東京から?」
「ええ」
「船は使ったやろ」
「しまなみ街道歩いて来ました」
「へえ~学生か?」
「仕事していたんですがやめて・・・
歩いたら交通費タダですからね」
「そらおかげいただけるやろ」
「今日一日過ごせたらいいというのが願いです」
野宿しているようですし、うれしそうに語るところなんか、
どうもねえ~(*^_^*)
なんか言おうかな、と思ったんですが・・・
彼の杖は、まだ半周しかしていないのに、20センチほども
短くなり、先がささくれてトグロを巻いています。
杖はお大師さんの化身です。
こんなに短くなっているようでは・・・
何も言わずにすぐにその場を立ち去りました。
18番から車道を下るところを、何故か、間違えて、
登って来た山道を下ってしまいます。
19番への近道への分岐より遥かに下に降りて
しまいました。
戻ったほうが早いのですが、何故か面倒になり、
朝来た道を下ります。
ビワをもいでいる人がいたので、挨拶すると。
「ビワ持っていきませんか?」
このために、わざわざ道を間違えたのかもしれません。
お接待をいただいたら納め札を返すのが作法ですが・・・
これがやっかい(*^_^*)
「実は徳島の人間ですが」
と断って渡します(*^_^*)
お接待下さる方は、遠くから来て大変だろうと
思っているのに、納め札には住所が書いてあるので、
住所が判ります。こちらは遠くない(*^_^*)
今日帰りますしね(*^_^*)
車道を回ったんですが、やはり遠いです。
19番立江寺の中間地点の商店で飲み物と飴を
購入します。
断って店の前で少し休ませてもらいます。
すると、店の方が
「お接待です」
と「ちくわ」をいただきました。
再び「徳島の人間ですが」と断りながら納め札を渡します。
程なく、19番立江寺に到着。
お参りしようと思ったら・・・大師堂でお葬式(@_@;)
大師堂の前に焼香台が用意されています。
皆さん焼香されている中に混じって、お参りするのも
勇気がいりますね(*^_^*)
本堂でお参りが終わったころ、お葬式が終わって
導師が出てきました。
導師が髪の長い坊主(;一_一)
納経所へ入っていきます。
私も納経所に入って納経をお願いしていると・・・
坊主が葬式の時に着るキンキラの袈裟「衲衣(のうえ)」を
着たまま煙草を吸っています。
言おうか言わまいか考えてしまいました。(;一_一)
喧嘩しに来たわけではないので、とりあえず我慢。
立江寺を出発して、勝浦町を目指します。
前回休憩した櫛渕八幡神社でお参りして再び休憩します。
見えない現実ー番外霊場櫛渕八幡神社の巻
時間を見ると、12時40分です。
おお~南小松島で2時間37分あった差を、たった3時間余りで
40分にまで詰めています!(*^^)v
二年前の私を追い詰めていく私?(*^_^*)
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