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カテゴリ:フィリピンのあれこれ。
真夏のフィリピン。 毎日灼熱の太陽がギラギラと照りつけ、毎日の挨拶が「Hi~!」から「HOT!!!!!」になっている最近です。
一年を通して暑いここセブ。 フィリピン人はさぞかし暑いのに慣れているであろう、と皆様思われるかも知れません。 しかし、なのです。 私の見た所、フィリピンの多くの人は暑さに大変弱いのではないか、弱いというより、暑いのが大変嫌いな人が多いような気がします。 休日、出かけようと思っても、同居人やその他の人たちは、暑いから夕方からしか動きません。 暑い暑いと、外国人より連発します。 暑い暑いと、外に出してくれません。 そして、クーラーは常に最低温度の17度をキープしています。
もちろん、それは暑さの怖さを知っているから、ともいえるかもしれません。 日本でも最近は夏も猛暑が多く、熱中症などでなくなる方も多いと聞きます。 亡くなる方がいる位暑さとは怖いもの、それをよーーく知っているからこそ、暑い時には外に出ず、常に日陰に入る、まさに生活の知恵とも言えるのかもしれません。
ただ、、、、それにしても、フィリピンの人たちのクーラー好きは半端ないなーと常々思う訳です。 例えばオフィス。 以前の勤め先では、基本的にフィリピン人スタッフがエアコンをつけるのですが、温度設定は最低温度の17度。 「寒い」と、外国人スタッフが23度くらいに設定し直しますが、後ろの方で「暑い」「暑い・・・」という不満の声が聞こえてくるわけです。 そしてちょっと席を外している内に、帰ってくるとまた17度に設定しなおされているという、フィリピン人スタッフとの静かな攻防があったりしました。
そして、また例えば「エアコンバス」。 セブで地方に行く時には、長距離バスなどを利用しますが、 この長距離バスには、「普通車」と「エアコン車」があります。 普通車にはエアコンは付いていません。 で、じゃあ快適かなーとエアコン車に乗った時には大変な事になる訳です。 このエアコン車、密かに南極バスとも(私に)呼ばれている位、エアコン、ガンガンなのです。 一度、セブから4時間かかる道のりをこの南極バスに乗った時には、この常夏の国で凍死するかと思ったものです。 周りのフィリピン人もこのバスに乗るときには、フリースやダウンジャケットなんか着込んだりして、気づいた時には時すでに遅し。 手がかじかみ、うまく動かなくなる位体が冷え冷えになり、 もう絶対に乗るものか!と思ったものです。
そして、またまた例えば、「私の家」。 私の家の寝室にもエアコンが、あります。 昼間や熱帯夜には大変重宝するにはするのですが、同居人は夜じゅうガンガン、キンキンにするのです。 しかも、エアコンの風が直撃するように羽を設定するのです。 寒くて、寒くて、凍えて目が覚めた事が何度あったか分かりません。 羽を直撃しないように動かすと、「風が当たらないエアコンなんて意味がない!!」と怒り出しますし、 しまいには「クーラーなんて売ってしまえ!」と、ふて寝してしまう始末。 (でも後でこっそりクーラーを付けて寝ていたりします。) 温度を上げても、いつの間にか下げられていたり、あんなに熟睡していたと思っていたのにクーラーのピッという音に目を覚ましたり・・・もう、お手上げです。
日本人の中にはエアコンは嫌い。 そういう人も大勢いらっしゃって、私もそういう生徒さんをたくさん見て来ました。 しかし、このフィリピンにおいて、「私エアコン嫌いなの」という殊勝な人にはいまだかつて会った事がありません。 エアコンをガンガンにつけて、キンキンに冷やすのがおもてなしなのだ!という説もありますが、どちらにせよ、フィリピンの人は基本、エアコンが好き! その説に間違いはないと思います。
とにもかくにも、 学校や、前述のエアコン車、室内はエアコンが効いている場所が多くありますので、 フィリピンにお越しの際は、暑いだろうと半袖のみお持ちになるのではなく、パーカーなど羽織れるものをお持ちになる事を強くお勧め致します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.04.20 19:46:08
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