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フィギュアスケートを死なせたくない……(ブログ版)

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2010/03/10
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遠方まで超有名店の「○○和牛」を食べに行った時のこと。
大行列で何時間も待った後、一番安く評判のステーキを頼んだ。

私はその肉の独特の臭みやさしの入り方などから、これは和牛ではなく、外国産のものだと思った。
ソースなどで誤魔化してはいるが、肉自体ははっきり言っておいしくなかった。

しかし、一緒に行った友人は「おいしい!さすが!」と大絶賛。

私が「これ○○和牛ではないよね?オージービーフだよね?」と言っても、友人は全く分からないと言う。
メニューを確認しても他のものは○○和牛と書いてあるが、問題のステーキだけはその表示がなかった。

しかし、食べている人達も、ネットでの評判も○○和牛と信じて疑わず、絶賛している。

私はブログにその疑問を書いた。
同じ感想を持った人からのコメントが寄せられた。
私だけの思い込みではなかったらしい。

後日、その店のメニューにははっきりと「オージービーフ」の文字が付け加えられた。

人の判断力は他のものに大きく左右される。
テレビやネットで皆がおいしいと言っているのだから、おいしいに違いないと、最高ランクの「○○和牛」と「オージービーフ」の差すら気付かない。


今回のキムヨナ騒動の一番のポイントはそこだ。
キムヨナのバッグは日本のテレビをうまく制御して、「オージービーフ」を最高ランクの「○○和牛」とを誤認させ、裏から手を回し、最高の賞を受賞させた。

もちろん好みの問題もあり、和牛よりオージービーフの方が好きだという人もいる。
テレビや雑誌で「オージービーフ」を「和牛」と紹介し、反対にまるでバッシングのように真の「和牛」の難ばかり言い募って「オージービーフ」であると誤認させる……この事態は異常だ。


私は今回、「キムヨナ圧勝、真央完敗!」「ヨナの方が美しかった。全然問題にならない」と手放しに言う人は信じられなくなった。
マスコミの報道を鵜呑みにし、自分の目で見て、自分の頭で考えない人だ。

「終わってしまった結果についてあれこれ言うのはみっともない」
「自らの負けをルールのせいにして甘えるな」
「負けは負けとして結果を受け入れ、選手はもっと精進すべき」
「勝った相手を賞賛すべき。負け惜しみで非難するなんて日本人として恥ずかしい」

などなど……これが、二年も前から、一部の選手を勝たせるための様々な工作、異様な得点操作とマスコミのイメージ操作に苦しめられ、戦ってきた選手達に対して言うことだろうか。

「潔く負けを認め何も言わない」「相手を賞賛する」ことが日本人の美徳と思っているのかもしれないが、とんでもない勘違いをしていると思う。
テレビの偏向放送を疑いもせずに信じている人は、人が良いというにはお粗末。
正すべきことを正そうとせず、己を主張しないことは決して美徳などではない。
だから、シーシェパードのような過激なテロ集団の標的にされるのだ。
「日本のイルカ漁を隠し撮りし、批判する映画」がアカデミー賞をとっても、抗議一つ出来ない。

「また四年後に頑張れ」……??

このままなら、選手達がどれほど頑張っても、四年後にも同じ事が起きる。
もはや選手の努力や演技のできばえを超えたところで、物事が動いている。
これを選手の精神力の問題、努力の問題にするのは選手達はあまりにも気の毒である。

日本人選手達は……いや、他国の選手達も不可解なジャッジに対して文句など言わずに頑張ってきた。
テレビで大々的に特集番組を組んで、不服を訴えた選手は、どんなにミスしようがいつも減点されることのない「キムヨナ」くらいのものだ。
しかも、ただ1度だけとられたダウングレードを「減点されるべきでないところで減点された」「公平にジャッジしてほしい」と、

「減点されるべきところで減点されず」「加点されるべきでないところで加点される」お前が言うかというような呆れた言い分だった。
自分の点に対する不服だけならともかく、いつもキムヨナ勝利のために、不可解に減点される選手達を引き合いに出し、批判。
特に安藤美姫のジャンプをスローで大写しにして、減点しろとまでいうお粗末さ。

キムヨナだけは真のアスリートではない。
というか、本人は運動選手にはなりたくない、女優になりたいと言っているのだから、アスリートとしての精神を持ち合わせていなくて当然かもしれないが。


今回のことで感じたのはマスメディアのおそろしさ。
それを利用できる企業の絶大な力。

日本でもまだ社会主義のような偏向放送がされ、意図的に意識を操作される事があるのだと「キムヨナ圧勝」を信じて疑わない人を見る度に感じる。





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最終更新日  2010/03/10 06:16:43 PM
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