フィギュアスケートを死なせたくない……（ブログ版）

キムヨナ ‘ＰＣＳは私の力？' ‘不公平判定にあわない方法'

2010年正月放送の特集番組より、キムヨナ選手のインタビュー

久々にこの動画を見直して、私も呆れました……--;;

ナレーション：

世界的なコーチや振付師と出会い、飛躍的な発展を遂げてきたフィギュアクイーンキムヨナ。
彼女はもう名実共に世界最高だという評価を得ている。

　　～様々な人のキムヨナ絶賛　中略～

ナレーション：
キムヨナの特別さはプログラム公正とスピードにはっきり差ががつく。
リンク全面をくまなく使うキムヨナの高難度演技は、日本を代表する浅田真央とは明らかな差がある。

キムヨナ
「私みたいな場合はスピードが出てこそジャンプも上手くいくケースです。
他の選手はどうだか分からないけど。

その方が、ちょっとスケールも大きく見えるし、そうすることによってＧＯＥ加算点もたくさんもらえるみたいです。

なのでそういうところが長所じゃないかと思います」

特別なキムヨナにとっても初めてのＯＰ出場は緊張と負担を感じる挑戦であることに間違いないが。

「キムヨナが金メダルを獲るだろう、という話が多く出ていると私も良く知っているし、その言葉が......間違いなく私が獲るだろうという......そんな言葉は頭においていませんけど、今まで通りに出来れば十分可能だと私もコーチ達も分かっているので」

今までのＯＰは予想外のフィギュアクイーンを輩出してきた。

世界選手権５回優勝したが、ＯＰに縁がなかったミシェルクワンには「オリンピック金メダルの秘訣」は出版禁止書籍などと皮肉られている

それならば、キムヨナの「禁書」は？

インタビュアー
「キムヨナなら「ＰＣＳは私の力？」こんなのは？」

キムヨナ大笑いして
「ああ、そうかもれしない。それいいですね。『不公平判定にあわない方法』......こんなの？」

（注：つまり、OP金メダルを獲っていないミシェルクワンには「オリンピック金メダルの秘訣」というタイトルの本は書けないのと同様に、不公平判定にあっているキムヨナには、「不公平判定にあわない方法」というタイトルの本は書けないということ）

冗談のように笑っているが、事実、曖昧な判定で胸をなでおろした記憶がキムヨナには多い。

キムヨナ
「今回のＧＰＦで３－３の後ろのジャンプがＤＧされたのが一番あきれましたね。

全く不足していない事がわかっているので、それ以上、それについて言葉はないですね。

私もあの試合が終わってすごくいっぱい見たんですよ。

でも、全然異常なかったし、かえって他で跳んだのより上手く跳べたのに、あんな判定が出たことについては......

今までＯＰではなかったけど、他の大会でも若干の判定において、誤審があるということをたくさん経験し、そんな事が私にまた起こるかもしれないと思うんです。

それだけに、そういうことを避けるためにも私がそれだけ完璧にやらないといけないので
あまり色々なことを考えたくはなくて、いつも同じ気持ちで。

私が「自分さえちゃんとやればいい」そう思って練習しています」

（注：その割りには威嚇・妨害行動が多い）
　→オリンピックで浅田真央の曲かけ練習中に邪魔をするキムヨナ選手

ナレーション：
曖昧な判定、そして初めてのＯＰ出場への負担感をどう克服するのかフィギュアクイーンキムヨナに残された最後の課題である

キムヨナ長い間待ち続けたＯＰが、本当に目の前に近づいてきて、本当にしんじられないくらい緊張もするし負担もあるけど、今まで頑張って準備してきたことをお見せできるようにあまり緊張せずに、自分を信じて出来ればいいと思います。

結果がどうであれ、後悔しない、そんな競技になれば良いとおもいます」

キムヨナ選手が呆れたという、2009年ＧＰＦのショートのＤＧ。

それでも高い基礎点と驚異的なＧＯＥ！！
合計で8.90

↓ちなみに、浅田真央選手2010世界選手権ショートでのＤＧ。
合計で4.32……キムヨナ選手のＤＧされた３－３の半分以下