テーマ:ワイン大好き!(30329)
カテゴリ:日本ワイン
今回は国産の白ワインです。アルガブランカ クラレーザ07。生産者である勝沼醸造は山梨県の勝沼で1937年に創業した日本では老舗のワイナリーです。買いブドウではなく自社栽培にこだわり、いち早く垣根栽培を導入したりしています。近年では、遂に自社ワインのヨーロッパへの輸出を行いはじめています。 セパージュは、もちろん甲州100%。価格は写真のお店で1680円。 色は非常に薄い黄色。しかし、少し灰色ないし紫のようなニュアンスも。 香りは、甲州らしい温州ミカンやカボス、グレープフルーツといった柑橘の風味や、リンゴっぽさ、それに比較的しっかりしたミネラルのニュアンスや酵母の香りも感じられます。ちょっと面白かったのが、グリ・ド・グリのようなロウ的なニュアンスがあった事で、時間がたつとかすかな蜜っぽさも出ました。 味わいも、少しながらグリ・ド・グリ的な渋味を感じました。酸は、丸みのあるものですが少なくはなく、ミネラルと共に締まった印象。ボディはライトボディです。ただ、果実味もそこそこあり、みずみずしさも感じられますね。 食事には流石によく合います。生産者の言うように、刺身ともそう悪くはありません。鰤やマグロといったちょっとしっかりした味わいの魚の方が合いやすいでしょう。また、焼き魚にスダチなどの柑橘を絞ってもいいでしょうね。 ただ、やはり根菜の煮物や小松菜のおひたしといった野菜料理や、鳥肉を使った肉じゃがなどあっさり目の優しい肉料理などとは良く合いますね。ほうとうには、ちょっと弱いかもしれませんが、料理の味付け次第ではいけそうです。 以前飲んだときはあまり印象に残らなかったのですが、07ヴィンテージは、かなり繊細ながらも結構いいなと思いました。グリ・ド・グリ製法なのかどうかは分かりませんが、他の同価格帯の甲州とはちょっと違う個性を感じました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月04日 20時40分14秒
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