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カテゴリ:ケセラセラな日々
息子たちが小・中学生の頃は 夏休みになると 毎日のお昼ごはんのメニューに苦しみ 早く2学期にならないかと 指折り数えたものだったが 毎日、日付が変わる頃まで 研究室にドップリな長男チロと 大学近くのひとり暮らしが快適なようで 全然帰ってきやしない次男ポチが それぞれ数日間の夏休みと里帰りをした 短い夏休みは まだ子離れできていない母にとって とても貴重な日々だった。 最初に4日間の休みで 家でのんびりしていたのはチロ。 毎日企業戦士なみの激務なので 普段逢えない友人と集まったり 街へ買い物に行ったりしたようだ。 そして夜は連日 親子で野球観戦atリビング ヤクルトが打つと一緒に大喜びしたが 本当に嬉しいのは息子と過ごせること。 選手の解説をしてもらいながら 母はゴキゲンな時間を過ごした。 それからずれること一週間 ひさしぶりに帰ってきたのはポチ。 米びつのお米を腐らせたというほど 湿気の多いアパートから なんだかカビ臭くなった冬服を キャリーバッグに詰めて帰ってきた。 ちゃんと換気しなさいよ。換気(怒) ポチが家にいる間の 日曜日 珍しくダンナが休みで 一日だけ家族全員が揃うことになったので 義両親のお墓参りに行くことに。 兄弟ふたりでせっせとお墓を磨き それぞれの近況報告をしていた。 ついでにその帰りに 大型電気店でショッピング。 「ちゃんと携帯持ってるな?」 とお互い確認を済ませたら 「ほな 解散。」 ( ̄O ̄) スパイ大作戦のように サッと自分の目的の売り場に散る。 家族で行ってるのに個人行動 これもケセラセラ家の伝統(?)である。 さて 夕食は「いきつけ」の回転寿司へ。 食べ盛りの頃は席に案内されるなり 兄弟で競争するように モリモリお皿を積み上げていたのに すっかり胃袋も落ち着いたようで マイペースで皿に手を伸ばしていた。 こうして4人で過ごすのは ひさしぶりやね という会話から昔話に花が咲き 感極まったワタシは 「楽しかったね。ケセラセラ家。 なかなかいい家族やったと思うわ。 お母さん、子育て楽しかったよ。」 まるで結婚式の前日のような言葉を 自分で吐いて自分で照れた。 すると こんなときは絶対に 「なにそれ」と白けた返事をしていた クールキャラなチロが おもむろに口を開いた。 「できれば、もうちょっと大きくなってから キャンプとかに行きたかったなぁ。」 高知県で楽しさにハマって道具を揃え あちこちキャンプに出掛けた頃 当時チロはまだ小学年だったので 楽しかったことは覚えているが 道具の使い方やテント設営の仕方は ほとんど覚えていないらしい。 「できれば中学生になってからも キャンプ行きたかったなぁ」 この長男の思いがけない言葉に ウニをほおばっていたワタシと 茶碗蒸しを食べていたダンナは 思わず 「あんた その頃 思いっきし反抗期やったやんか!」 「『おかえり』言うただけで う~って唸ってたくせによう言うわ!」 ほぼ同時に大ツッコミ 今宵も楽し ケセラセラ家 まだまだ暑い日が続いているが彼らの夏休みは終わり ケセラセラ家には早くも日常が戻ってきた。 ←ポチとの別れにはもちろんハグ♡(///∇//) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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