テーマ:トレイダー(465)
カテゴリ:ガソリン
今日のガソリンのようにSL近くで始まるのを買うのは勇気がいる。
張り付いたら手仕舞いできなくなってしまうからだ。 今日も「どうしようかな~~?」と迷いつつも、取り敢えずサインどおり買ってみた。稀にここからドカ上げすることもあるのに密かに期待しつつ・・・。 しかし、結局大引けは(予想通り?)SL張り付きで手仕舞い不能。そのまま持ち越し。 そこで登場するのが、久々のNYMEXヘッジ。IBではミニサイズ原油(QM)しか使えなかったが、XPRESSに乗り換えたので今度はフルサイズ(CL)が使える。そこで、念のため必要なヘッジ枚数についても再確認してみた。 実はこの作業、日米で祝日が異なるためにEXCELだと日付合わせが非常に面倒くさい。もしかして達人の方なら訳ないのかも知れないが、小生はACCESSを使ったら簡単に出来たので、その流れを紹介する。 (1)EXCELでガソリン日足データを使い、毎日の寄付ギャップ量(寄付-前日終値)を計算したシートを作っておく。また各日付の「対応NY日付」(通常は前日)の列を追加し、NY月曜→東京火曜、NY金曜→東京月曜・・・という具合に対応させる。週末を跨ぐケース等はweekday関数を使って処理。 (2)EXCELでNYMEX日足データの前日比、当日値動き(寄→引)等、東京との相関を調べたいデータを計算したシートを作る。日付の加工は必要ない。 (3)上2つのデータをACCESSで読み込み、取り敢えず別々のテーブルとして保存。 (4)ACCESSのリレーションシップで、東京テーブルの「対応NY日付」と、NYテーブルの「日付」を関連づける。(※これが最大のポイント。ACCESSに馴染みがないとわかりにくいかも知れないが、対応日の一致するデータのみを自動的に抽出してくれる) (5)ACCESSでクエリを作る。項目は「日付」「東京寄付ギャップ」と「前日NY値動き」。これだけで相関データを抽出したテーブルが完成。 (6)このテーブルをEXCELにコピーしてグラフ化し、相関具合と回帰直線の傾きを調べる(下図)。 (7)グラフから、だいたい「前日CL値動き$2」に対し「当日東京ガソリン寄付\1000円」の関係であることを確認。あとはコレを枚数に換算すれば良い。 (8)CLは倍率1000xなので、1枚当たり$2,000になる。レートを115\/$とすると「23万円」。対してガソリンは1000x50=「5万円」。ということはガソリン23/5=「4.6枚」でCL1枚と等価になる。 (9)よって、東京ガソリン残玉4~5枚に付きCLの逆玉を1枚建てれば良いことになる。QMであればサイズ半分なので2枚に1枚程度の割合。 なお、単純に1枚あたりの時価を比べると、NY$70x1000x115=「805万円」に対し、東京\68,000x50=「340万円」、つまり比率は2.4倍程度でしかない。上の計算による4.6倍との違いは何なのだろう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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AccessとExcelの連携よくわかりました。
参考にさせていただきますね(^^) あとヘッジですが、もし等価のヘッジとするなら証拠金ベースではなく実質建値ベース(2.4倍のほう)ではないかなあとも思いますが。 私もIB口座が使えるようになったので、たま~に為替まで含めて(こちらはFXで)ヘッジしたりしますが、なんか損するほうが多いような感じです(笑) (2006年04月25日 23時10分56秒)
ACCESSは本業の顧客管理データベースに使っているのですが、思わぬ所で役に立つモノです(笑)。ちなみに最近はEXCELを「税金の最適化」にも活用しています。
枚数比の違いですが、証拠金は計算に入っておらず、単に値動きの相関から金額→枚数に換算しています。なおNYMEXデータは当日値動きのみで寄付gapは計算に入れていないので、これがある程度前日東京の値動きを反映しているのかな~?とも考えましたが、だとしたら比率は逆に小さくなっても良さそうな・・・。 依然、ナゾのままです。 (2006年04月26日 16時47分18秒) |
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