ステレオタイプ映画論。
いろんな監督がいて、いろんな作品があるのは理解している。そもそも自分の頭の中にイメージがあって、かなりそれに引っ張られているのも分かっている。それでもやっぱり、イタリアの映画なら“イタリアらしさ”を、フランスの映画なら“フランスらしさ”を、ハリウッド映画なら“アメリカらしさ”を、本質的に内包していると思う。イタリア映画は、人に対する真っ直ぐな愛情と、人生に対する前向きさに溢れている。フランス映画は、小難しいけど奥深く、洒落た雰囲気に満ちている。そしてハリウッド映画は、派手な演出とシンプルさで、多くの人を引き寄せるパワーがある。あくまで単純な見方ではあるけど、それぞれに良さがあって、いずれも素晴らしい。やっぱり映画はいいなあ。