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クロニクル はやぶさ「イトカワ」に着地
2005(平成17)年11月26日 あれから10年経ったのですね。10年前の今日は、日本の小惑星探査機「はやぶさ」が、話題の「イトカワ」に着地、岩石の微粒子を採取した日に当たります。 「イトカワ」は地球近傍の太陽系小惑星で、1998(平成10)年にMITのリンカーン研究所のプロジェクトチームにより発見されました。日本がこの星の探査を担当することが決まった時、担当の宇宙科学研究所が、日本のロケット開発のパイオニアである糸川英夫博士の名を冠して欲しいと、リンカーン研究所に依頼したところ、快諾が得られ、同研究所の申請を国際天文学会も認めて、2003年に「イトカワ」と正式に命名されたのです。 小惑星に日本名がついているいきさつには、こういう背景があったのですね。こうなると、プロジェクトが失敗したのでは、宇宙研のメンツが立ちません。離陸後4年8ヶ月の苦闘を経て、2010年6月13日に、地球に帰還したこと、11月に入って採取した岩石の微粒子1500ヶほどが、すべて「イトカワ」由来であることが明らかになったことは、記憶されている方もあるでしょう。 そして、はやぶさは、地球からの機体として、最小の天体に着陸した栄誉を獲得しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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