カテゴリ:日本史
クロニクル 桶狭間の戦い
1560(永録3)年5月19日 456年前のこの日、戦国時代史でも有名な史実、戦国の雄織田信長の名を、一躍有名にした桶狭間の戦いが行われました。時間は午後2時からの長くて1時間程度の戦いだったようです。 戦国の雄、駿河の今川義元は、この年上洛を志し、5月12日に駿府(現静岡市)を出発、織田方の出城を攻略しながら、この日午後2時頃桶狭間の北方約2kmの田楽狭間で小休止をとりました。 太り過ぎの義元は、長時間馬で行くのが苦手だったようで、通常の武将に比べると、小休止する機会はずっと多かったらしいのです。この田楽狭間での小休止が義元の命取りとなります。 信長は、彼我の戦力を冷静に分析して篭城戦では満に一つも勝利の道筋を描けないことを悟り、野戦に一縷の可能性ありと、城を後にしたのです。野戦に出た信長は、斥候から田楽狭間での休息の報を聞くと、義元の本営を急襲する旨を決定、ただちに兵を動かします。 折りからの雷雨に助けられた織田方は、今川方に知られることなく、本営を急襲することに成功、義元を討ち取ることに成功します。以後、今川氏の勢力は後退するのですが、対する信長は以後の10年を美濃攻めに費やし、美濃攻略にようやく成功した1570年以降、急速に勢力を伸ばして行きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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