カテゴリ:日本史
クロニクル 加波山事件
1884(明治17)年9月23日 加波山事件は、自由民権運動の過程における、激化事件の一つです。自由民権運動のなかで、急進的な考えを抱いた若い民権家たちが、準備の整わないうちに決起したため、簡単に鎮圧されてしまった事件です。現在から132年前の出来事です。 福島事件にも関係した河野広体(河野広中の弟)らのグループが中心で、これに茨城や栃木の民権家が加わっていました。栃木県庁落成時に、民権運動を厳しく弾圧した県令三島通庸(現在の県知事)や、集まった大臣たちを爆殺しようという計画でした。 しかし、爆弾は製造中に誤って爆発してしまい、計画がもれてしまったため、茨城県の加波山山頂付近に立てこもり、「圧制政府転覆」「自由の魁」などの旗を掲げ、決起を呼びかけるビラを配り、警察署や豪商の館を襲撃したりしたのですが、多勢に無勢で、この日の内に、数時間で鎮圧されました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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