カテゴリ:日本史
クロニクル 日本軍武漢三鎮を占領
1938(昭和13)年10月27日 前年1937(昭和12)年の七夕の日の、盧溝橋での日中両軍の衝突によって開始された、日中全面戦争は、その後も日本政府の再三の早期収拾声明にもかかわらず、同年12月13日には南京占領と、いわゆる「南京大虐殺」事件を引き起こしました。そして、この年1月には、近衛首相の「国民政府相手にせず」という、かの有名な声明まで発表され、日中戦争は泥沼化の様相を呈しておりました。 こうして4月には、『国家総動員法』が成立、5月には徐州を占領するにいたりました。そして78年前のこの日には、武漢三鎮を完全制圧と、日本軍は長江流域を遡る形で、占領地を拡大していきました。しかし、次第に広い占領地を支配しきれず、長く延びた補給線の維持に汲々とする、苦しい状況に追い込まれていったのでした。 なお武漢三鎮とは、 武昌、漢陽、漢口の三つの都市の総称で、鎮とは地域の中心都市を指します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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