カテゴリ:社会風俗
クロニクル 「およげたいやきくん」発売
1975(昭和50)年12月25日 >まいにちまいにち ぼくらはてっぱんの うえでやかれて いやんなっちゃうよ あるあさぼくは みせのおじさんと けんかしてうみに にげこんだのさ < 今日で発売から41年も経つんですね。あの頃は30代前半だったのですね、私は…。年末の発売ですから、街にこの音楽が溢れたのは、翌76年のことだったのですが、歌詞結構覚えているものですねぇ。 この「およげたいやきくん」、子門真人さんが歌っていますが、最初に歌ったのは彼ではありませんでした。実はこの曲、フジテレビの子供向け番組『ひらけ!ポンキッキ』の番組の中で、生田敬太郎さんが歌った曲でした。 ところが生田さんがフジテレビの意向も確かめずに、テイチクと専属契約を結んだために、フジテレビが態度を硬化し、番組に曲が流れてから1ヵ月後、歌い手は子門真人さんに変更されたのです。 そしてこの日、レコードが発売されると、翌76年の1月10日時点でプレス枚数150万枚・予約待ち50万枚という空前の売れ行きを示したのです。オリコンのヒットチャートでは、史上初めてシングル盤で初登場1位という記録を作り、さらに11週連続1位という大ヒットになったのです。オリコンの調べでは、2016年3月までに500万枚以上のレコード・CDを売り上げており、日本でのシングル盤の売上記録としては未だに破られていない、最高記録となっています。 ただ、この曲を歌った子門さんは、曲がヒットするとは思わず、印税と買い取りのどちらが良いかと問われた時に、「買い取りでお願いします」と答えたため、契約は5万円での買い取りとなり、印税は1円も彼の懐に入らなかったそうです。大ヒット後、この事実が話題となり、さすがに気がひけたのか発売元のキャニオンレコードは、大ヒット特別賞として100万円と白のギター1本を彼に贈っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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