カテゴリ:科学と技術
クロニクル 脳死は個体死と認める
1988(昭和63)年1月12日 34年前のことです。この日、日本医師会の生命倫理懇談会は、脳死を個体死(即ち人としての死)と認め、臓器移植を可能とする最終報告書を、日本医師会長に答申しました。 私自身は、人が人である由縁は、考える力(フランクリンの「人間とは道具を作る動物である」という名言は、敷衍すれば、道具の形態や使用目的を考えているがゆえに、実際に道具を作り出す事が出来るという説明を背景に持って、説かれています。それゆえに、フランクリンの言は、デカルトの「吾思う、ゆえに吾在り」と同質の内容を別の言葉で説明したものなのです)にあると、受け止めています。それゆえ、考える力の源である脳が働くなったところで、人の人としての尊厳は失われると考えています。 ですから私にとって、脳死が人の死であることは、当然過ぎるほど当然のことでした。そのため、医師会の決定は遅きに失したように思えてなりませんでした。 私は変人なのでしょうかね? 昨日の日記についての補足。 朝の価格が夕方には書き換えられていたのかという問題提起や、今のブラジルのインフレの方がひどいのでは?といったご意見がありました。 1923年のドイツのインフレに匹敵するのは、数年前のジンバブエのインフレのみでしょう。 当然、ブラジルのインフレは、ドイツのインフレのレベルに辿り着いていません。 ドイツのインフレでは、10月末から、ドイツの会社は社員の要請を認めて給与を日給にしていたのですが、11月に入ると、半日給にしています。昼の価格が夕方には改訂されるので、社員は昼休みに買い物をしたのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[科学と技術] カテゴリの最新記事
|
|