|
カテゴリ:カテゴリ未分類
大手運送会社、佐川急便は委託先の配達員が北九州市内に配達予定だったダイレクトメールやカタログなどの封筒計約3万2300通を捨てたり、自宅に持ち帰ったりしていたと発表した。(日経新聞)
委託した会社は広告代理業の毎日メディアサービスといって、全国各新聞への折込広告を取り扱ってる会社である。昔ポケットティッシュを配る仕事を減らす為に、ティッシュを家に持ち帰ったり、捨てたりする事をよく耳にしたが、ここでは配達員が自分の仕事を減らす為か、委託された商品を捨てたり持ち帰ったのである。 もちろん大量に流されるダイレクトメールなので、本当に送ったのかどうかを全て確かめるすべはなく、ランダムで確認作業をするようだが、もしかしたらこの事件は氷山の一角に過ぎないかもしれない。 よくこの手の業者とトラブルを起こすケースを耳にする。委託する方は本当に届いているのか気になり、ランダムでも確認するが、100%届いているケースは稀で10%から30%といった事もざらという。 スパムメール(迷惑メール)と分かっていて配達する配達員も仕事に熱が入らないだろうが、高い金を支払って指定の地域に配達されなかった委託側もたまらないであろう。最近は『DMの読まれ方』などと言ったハウツウ本もたくさん出版されていて、ひとつのマーケティング手法として扱われている。 その本には読まれるコツとか、封筒を開けさせる方法といったあるゆる手法が書いていた。それ位ダイレクトメールの開封率が低く、効果があるマーケティングではないのだ。この配達員をかばっているつもりはないが、ダイレクトメールの配達は送っても送らなくてもいいだろう、くらいの雰囲気があったかもしれない。 配達員の失態も見逃す事ができないが、数打ちゃ当たるみたいな迷惑な営業も、考え直さなければいけない時期にきたのではなかろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年11月25日 23時50分24秒
|