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カテゴリ:若旦那の日記
若女将の友人の結婚式も無事に終わり、3時過ぎには米子を出た。米子市内の地理に暗い私は、ジモッティー(地元人)と言ってはばからない若女将のナビゲートで米子ICに乗った。先ほどの結婚式の話に夢中の若女将。大山を望む雄大なパノラマを見ながらナビも忘れて喋り捲る。
「こっちかな…?」と指示を仰いだが、どうでもよさそうな、「ウン、それでね…」。「あれっ!こっち米子道じゃないの?」そう。広島方面に向かう中国道ではなく、鳥取方面に向かう米子道に乗ってしまったのだ。どこか降り道があるだろうと2,3分走ってみたが、次のインターまで10km以上はある。 高速の対面道路なのでユーターンができないように、ポールが立てられている。私はしかたなく、前と後ろの車が来ていないのを確かめて狭いポールの間をくぐり抜けてユーターンした。若女将はといえば、「ごめん。ごめん。話に夢中だったの。」とまた結婚式の話を続けた。これで帰るまで20分オーバー。 福岡まで行きは8時間程かかっただろうか。急いで帰ってもどうせ10時過ぎになるので1時間走ってはサービスエリアで小休憩をとる旅程。でも20分のロスはちょっときつい。ま~話のネタになるだろう。 行きと同じ大佐サービスエリア、安佐サービスエリアまで快適なドライブだった。安佐サービスエリアから鹿野サービスエリアに向かう途中だった。長いトンネル内を走行中、4,5台の車が連ねてゆっくりと走っている。どんどん近づくので方向指示器を右に出し、その車の群れを追い越した。追い越すときチラッとオレンジの車線が見えた。 (まっ~いいか!) 車がトンネルを出た時、後ろでパトカーがサイレンを流しながら猛スピードで駆けてゆく。何かあったのかなと思いきや、「81○○の車着いてきなさい!」とマイクパフォーマンス。追い越したパトカーの電光掲示板の文字は、「○○ICで降りなさい。」 やばい捕まった!! スピードは100kmはゆうに越していたであろう。○○ICに降りると、「追い越し規制車線を追い越したね。」と同意を求められた。私は素直に、「はい。」と答える。「追い越すには、前提があるから追い越すのであって・・・つまりスピードがかなり出ていたんじゃないの?」 (…やばい追い越し禁止に、スピード違反まで取られるのか?) 「今日は方向転換で1点マイナスです。」 (よかった~!スピードは多めに見てくれた。)でも罰金\6000である。新幹線と特急で米子に行くつもりで半分節約したのに\6000出費がかさんでしまった。でも少しスピードが出ていたし、つかまったことでこれから先安全走行に心掛けるので、いい戒めになったかもしれない。 最後に私は、「どの時点で私が方向転換したのが分かりましたか?」と警察に聞くと、「最初っから後ろについとったよ。普通気がつきそうなもんやけどの~」と笑いながら言い放った。捕まるようになっていたのだ。その後どんよりした気持ちで喋り疲れた若女将が言った。「来月の給料から引いとくからね…」みなさん。どうぞ安全運転に心掛けましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年05月22日 17時51分01秒
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