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カテゴリ:やまももの創作短編
前回、雅人くんは大学の文学部で歴史学を志望することにしたと書きました。しかし志望学部、志望学科に関して唐突に書きましたので、不審に思われた方も多いと思います。
雅人くんが小中高通して唯一得意だった学科科目は日本史、西洋史の歴史科目でした。雅人くんが小学校時代の愛読書にポプラ社から児童向けに多数の図版入りで出版されていた『日本の歴史』全12巻や『世界の歴史』全10巻がありました。これらの児童書を繰り返し愛読したので、小学校の社会科の歴史関係の知識はとても豊富でしたし、中高では岩波新書の『ナポレオン』『平家物語』等の歴史関係書を読み漁っていたので、彼の歴史関係の成績はなかなか良かったんですよ。 漫画や絵画の才能はないことを痛感した彼は、大学では何を志望したらいいのか大いに迷いました。高校で唯一得意な科目は歴史でしたが、彼は当初、歴史は暗記科目でしかなくて、才能の有無とは関係が無いと看做していましたが、大学への志望学部、学科を明確にすることが迫られるなかで、好きこそものの上手なれでそれも才能の一つではないかと思うようになりました。 そんなことから彼は大学で文学部、歴史学を志望することに決めたのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年09月25日 08時51分41秒
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