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カテゴリ:落語
今日(10月28日)、桃月庵白酒師匠の独演会が鹿児島県民交流センターで開かれましたので夫婦で出かけました。
第一席の演目は古典落語の名作中の名作の「ときそば」です。「ひい、ふう、みい、よう、いつ、むう、なな、やあ、いまなんどきだい? 」「へい、ここのつです」「とう、じゅういち、じゅうに」と蕎麦の代金と時間の刻「とき」とが混じり合う有名な噺ですね。そんな超有名な噺を聴衆を飽きさせずに爆笑を誘いつつ聴かせる話術に感心させられました。 ところでまくらで文化庁芸術選奨の大衆芸能部門文部科学大臣賞に入船亭扇遊師匠、新人賞に桃月庵白酒師匠が選ばれたことを紹介しつつ、如何にも役所的な通知の仕方や京都での授賞式には交通費、宿泊代は受賞者持ちというこれまた役所的な対応を紹介して会場の笑いを誘っていました。 第一席の演目は古典落語の名作中の名作の「ときそば」です。「ひい、ふう、みい、よう、いつ、むう、なな、やあ、いまなんどきだい? 」「へい、ここのつです」「とう、じゅういち、じゅうに」と蕎麦の代金と時間の刻「とき」とが混じり合う有名な噺ですね。そんな超有名な噺を聴衆を飽きさせずに爆笑を誘いつつ聴かせる話術に感心させられました。 第二席もこれまた超有名な古典落語「そこつ長屋」で、八五郎から自分の死骸を引き取れと言われた熊五郎が「抱かれてるのは確かに俺だが、抱いてる俺はいってえ、誰なんだろう」とふと疑問に思うという、なんとも滑稽でシュールな噺ですが、白酒師匠は八五郎から死骸の顔は熊五郎そっくりだと言われ、熊さんが死骸を抱きあげながらあの有名な「抱かれてるのは確かに俺だが、抱いてる俺はいってえ、誰なんだろう」と疑問に思わせています。 仲入り後の第三席では「百川」が演じられました。この百川は田舎から出て来た方言まる出しの人物のその方言を江戸っ子たちが勘違いしてトンチンカンな会話をする噺ですが、地方の人間の方言を笑いの対象にするもので、この噺を私は好きになれません。鹿児島出身の白酒師匠ならではの工夫がほしかったですね。 下記の URA は拙サイト「十人十色の噺家の高座」です。 十人十色の噺家の高座 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年10月31日 14時46分35秒
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