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2009.02.15
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カテゴリ:駄文
88年(昭和53年)、本州と四国を結ぶ瀬戸大橋が開通したのに合わせ、“瀬戸大橋博”なる博覧会が開催された。当時大学1年生だった私は、夏休み期間中のみその博覧会でアルバイトをしていた。自宅から会場があった倉敷市児島までは車で約1時間ほど掛かったが、毎日ドライブ気分車で通っていた。
 そんなある日、脇道から飛び出してきたバイクと接触事故を起こしてしまい、車は横転して大破(にもかかわらず、運転していた私は無傷雫)してしまった。

 明日からのバイトをどうしよう…不便だけど電車を乗り継いで行くしかないかしょんぼり と肩を落としていると、当時付き合っていたM君が偶然にも同じ倉敷市児島で夏休みを利用してアルバイトをしており、有難いことに送迎を買って出てくれた(ToT)
 翌日からは毎日一緒に行き帰り♪ バイトの疲れも、彼の笑顔で吹き飛んだ。一度だけ、彼の方が数時間早くバイトを終えた日があった。已む無く電車で帰ろうと、博覧会会場前の駅の改札を抜けようとした時、聞きなれたM君の声が。振り向くと、そこにはいつもの彼の笑顔があった。一旦帰宅した後、ハードなバイトでくたくたに疲れているにもかかわらず、わざわざ再度車を走らせ、夜道を迎えに来てくれたのだった。あの時の彼の笑顔が未だに忘れられない。心から嬉しかった。
 泣きそうな思いで助手席に乗り込んだ時ちょうど流れてきたのが、彼が愛聴していたBOOWYの“ホンキー・トンキー・クレイジー”だった。

 その年の終わり頃、珍しく二人でカラオケに行った。M君が好きだった渡辺美里さんの“悲しいね”を歌ったら、これまた珍しく上手いと誉めてくれたのをおぼろげに覚えている。お互い数曲ずつ歌い、ラストで彼が歌ったのはBOOWYの“ONLY YOU”だった。それが彼の歌声を聴く最後になろうとは、間もなく突然の別れが訪れようとは、その時はまだ思ってもみなかった。
 
 彼にフラれてから暫くは、BOOWYを避けた。あまりにも思い出が多く詰まりすぎていて、聴くのが怖かった。やっとBOOWYを聴きたいと思うようになったのは、別れてから優に10年以上経った後のこと。
 98年にリリースされた彼等の初のベスト盤「THIS BOOWY」を購入し、穏やかな気持ちで掛けてみた。#2の“ホンキー・トンキー・クレイジー”で昔の記憶が鮮明によみがえり、#4“ハイウェイに乗る前に”の頃には涙が止まらなかった涙ぽろり
 
 今でもこのアルバムはよく聴く。流石にもう泣くことはないが、ごく稀に心の奥の方がキュッと痛むことはある。M君とBOOWY(と同じく爆風スランプ)が、私の青春のほぼ全てだったきらきら

 「THIS BOOWY

01. DREAMIN'
02. ホンキー・トンキー・クレイジー
03. BAD FEELING
04. ハイウェイに乗る前に
05. NO. NEW YORK
06. ROUGE OF GRAY
07. わがままジュリエット
08. JUSTY
09. IMAGE DOWN
10. B・BLUE
11. ONLY YOU
12. BEAT SWEET
13. WORKING MAN
14. DRAMATIC? DRASTIC!
15. LONGER THAN FOREVER
16. MARIONETTE
17. PLASTIC BOMB
18. MEMORY
19. 季節が君だけを変える
20. CLOUDY HEART

 個人的には、“ON MY BEAT”なんかも入れてほしかったなあ…うっしっし





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Last updated  2023.11.01 23:14:15
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