2352230 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Pastime Paradise

Pastime Paradise

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2024.04.13
XML
カテゴリ:アニメ・漫画
松永久秀斎藤道三宇喜多直家は、戦国三大梟雄といわれている。
 三大梟雄とは小瀬甫庵著「太閤記」で、三人の悪人を指して使われたという。
 松永さんは室町幕府13代将軍足利義輝暗殺や東大寺焼き討ちという悪行が有名。織田信長に離反し、最期は平蜘蛛の釜を叩き割って天守に火をかけ自害した。奇しくも東大寺大仏殿が焼き払われた日と同月同日だったという。
 「美濃のマムシ」の異名を持つ斎藤さんはといえば、僧侶から油売りとなって美濃の長井家に出入りしていたところを武士として取り立てられ、その後長井氏を不行跡のかどで殺害し長井家を乗っ取った。さらに美濃守護代の斎藤利良が病死すると、その名跡を継いで斎藤姓を名乗り、毒殺などの手段を混じえながら美濃国主を追放し、ついには自らが国主の座に着いた。しかし家臣達により強制的に引退させられ、最期は長男・義龍軍に敗れて戦死した。

 そして戦国随一の暗殺大名(ダークヒーロー)である宇喜多さん。
 祖父の復讐を果たすため島村盛実を暗殺。舅である中山勝政を暗殺。龍ノ口城主穝所職経が男色好みなのを知っていたため、美少年の小姓を刺客として送り込んで暗殺。姻戚関係にあった金川城主の松田元輝元賢親子を殺害(元賢の正室であった直家さんの娘も自害)。さらに石山城(のちの岡山城)主金光宗高を謀殺。直家さんに擁立されて9歳で当主となった浦上久松丸(直宗)までも毒殺したという。一体どこまでが本当かは分からないけど。
 そんな暗殺マニアともいえる宇喜多さんだったが、“尻はす” という出血を伴う悪性の腫瘍にて岡山城で逝去。

 乙子城は岡山市南東部の吉井川河口にあった城で、宇喜多さんが主君だった(のち離反)浦上宗景より最初に任された城であるといわれている。
 実家が対岸の川沿いにあるため、家を出るまでの23年間、毎日乙子城跡丘陵を目にしていたのだが、その頃は今ほど戦国武将に興味が無かったので気にも留めなかった。後になって実家に戻った際にはあの丘陵に宇喜多さんがいたのね…と勝手に親近感を抱いて眺めるようになった。

 昨年、そんな宇喜多さんが主人公の漫画「殺っちゃえ!! 宇喜多さん」が発売された。作者は重野なおきさん。なかなかダークでヘビィな宇喜多さんの生き様を軽~いタッチで描いていて面白かった。2巻発売を心待ちにしているのだが、いつ出るんだろう?
 宇喜多さんといえば、木下昌輝さんの「宇喜多の捨て嫁」もよかった。こちらはシリアスな小説だが、サクサクッと読めつつ読み応えがあった。
 今後も宇喜多さんが主人公の作品が増えると嬉しいけど、暗殺場面のオンパレードだとちょっと難しいかな。

 「悪霊島」や「悪魔の手毬唄」といった横溝正史作品とか津山三十人殺しとか暗殺大名・宇喜多さんとか、岡山はどうしてこうドロドロしているのだろう。
 結構ええ所なんじゃけどなぁ、季候温暖で。まぁ季候は良くても人間性に難があるかもしれんけど… ショック





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024.04.13 02:56:54
コメント(0) | コメントを書く
[アニメ・漫画] カテゴリの最新記事


PR

Free Space

Recent Posts

Category

Keyword Search

▼キーワード検索

Headline News


© Rakuten Group, Inc.