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2024.04.14
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ごはんですよ!』 サムラ・ママス・マンナ
 「MåltidSamla Mammas Manna (73)
 パーカッションのヘンリックが脱退し、ギターのコステ・アペトレアが加入した'73年作。民族音楽と変拍子の融合というサムラ独自のカラーが打ち出され、驚異的な演奏力を発揮する。
A面
 1. 歓喜の轟き - Dundrets Fröjder
 2. 不意の出産 - Oförutsedd Förlossning
 3. 甦った旋律 - Den Återupplivade Låten 
B面
 1. 朝食のための民謡 - Folkvisa I Morse
 2. シスター・システム - Syster System
 3. サイコロ - Tärningen
 4. 逆行の正規 - Svackorpoängen
 5. 尖塔の光 - Minareten
 6. 不動産の価格 - Værelseds Tilbud
 満を持して今回取り上げるのは、サムラ・ママス・マンナ(Samla Mammas Manna)が73年にリリースした2ndアルバム「ごはんですよ!(Måltid)」。サムラ・ママス・マンナ(以下サムラ)はスウェーデンのプログレッシブ・ロック・バンドで、主に70年代に活躍していたバンドだ。
 「ごはんですよ!」といえば、「ごはんですよは桃屋ですよ」のCMでお馴染みの海苔佃煮の商品名だが、原題であるスウェーデン語の「Måltid」を日本語に訳すと、“食事” とか “ごはんよ!” とかいう意味らしいので、結構直訳に近い邦題なのであった。
 英語圏外のバンドは原題だと理解できる人が少ないせいか邦題が付いていることが多く、サムラのアルバムのほとんどにも「資本主義をぶっ壊せ! -踊る鳥人間-(Klossa Knapitatet)」(74)だの「洟垂れ小僧のシンフォニー(Snorungarnas symfoni)」(76)だのといった魅力的な邦題が付いている。

 「ごはんですよ!」発売時のサムラのメンバーはkeyのラーシュ・ホルメル(Lars Hollmer)、bのラーシュ・クランツ(Lars Krantz)、drのハッセ・ブリュニウソン(Hasse Bruniusson)にgのコステ・アペトレア(Coste Apetrea)。
 ホルメルさんは08年のクリスマスに60歳で癌により亡くなっている。

 サムラの音楽はプログレ(Progressive rock)の中でもRIO(Rock in Opposition)を含むアヴァン・プログ(Avant-prog、avant-garde progressive rock)と呼ばれる、読んで字の如くアバンギャルド(前衛的)な音楽である。
 残念なことに私が洋楽を聴き始めた80年代初頭は既にニューロマンティック(New Romantic)が全盛だったため、音楽性より外見勝負のアーティストが多く、その価値観(音楽はルックスとノリ)のままおばはんになってしまったので、こういう技巧派プログレにはよく分からないけど圧倒されてしまう。
 知らずに邦題だけ見たらコミック・バンドかな?と思ってしまいそうだが、帯文句どおり演奏力は本当に高い。ただ、所々入るヴォーカルが個人的にはちょっと苦手かも。

 そんなサムラ・ママス・マンナに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪
 今回はフルアルバムのリンクを貼っておくので、聴いてみてくだされ。おすすめはコステさんの技巧炸裂の1曲目 “歓喜の轟き(Dundrets Fröjder)” かな。
 ​ごはんですよ!​(Full Album)





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Last updated  2024.04.14 02:04:14
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