カテゴリ:懐かし邦題アルバム
『極美』 アダム・ボム
「Fatal Attraction」 Adam Bomb (84) 雄大なスケールとその限りなきロマンティシズムの世界!! 今、アメリカン・ヘヴィ・ロック・シーンの新星! シアトルからデビュー!! A面 1. テイク・ミー・イン - Take Me In 2. ネバー・ノウ - You'll Never Know 3. シェイプ・オブ・ザ・ワールド - Shape of The World 4. 乱舞 - Fatal Attraction 5. イスラエル - Israël B面 1. マイ・ヘビー・メタル - I Want My Heavy Metal 2. ロシアン・ルーレット - Russian Roulette 3. イッツ・ア・バスト - It's A Bust 4. プライム・イーブル - Prime Evil 84年にリリースされたアダム・ボム(Adam Bomb)のデビュー・アルバム「極美(Fatal Attraction)」。音楽的には可もなく不可もなく、邦題もインパクトに欠けるのだが、ジャケットでアダムの着ている呪文のような怪しい漢字シャツだけが何故かすごく印象に残っているので今回取り上げてみた。 この呪文服ジャケットは日本盤だけのようで、他国盤は普通にライダースジャケット&ジーンズのロックな兄ちゃん姿である。 でもまぁこの呪文服のおかげで発売から40年の歳月を経てなお、私の記憶の片隅にこびり付いている。 バンドのメンバーはvo&gのアダム、そしてgに元エアロスミス(Aerosmith)のジミー・クレスポ(Jimmy Crespo)、bのフィル・フェイト(Phil Feit)、drのグレッグ・ガーソン(Gregg Gerson)。フィルとグレッグはビリー・アイドル(Billy Idol)のバンドメンバーだった。そして “マイ・ヘビー・メタル(I Want My Heavy Metal)” にはAC/DCのb.クリフ・ウィリアムズ(Cliff Williams)が参加している。 アダムは63年生まれなので、レコーディング時は20歳そこそこだったはず。それを思うとなかなか堂々たるミュージシャンっぷりだ。あ、だけど85年に「ピクチャーズ・フォー・プレジャー(Pictures for Pleasure)」でデビューした “チャリ坊” ことチャーリー・セクストン(Charlie Sexton)は16、7歳だったっけ。…負けたか!? いやいや早熟さではアダムも負けてない。80年にはTKOに加入しており、以前ご紹介したTKOの2ndアルバム「顔に唾をかけろ!(In Your Face)」に本名のアダム・ブレナー(Adam Brenner)で参加している。82年に脱退し、「極美」で見事にソロデビューを飾ったのであった。 しかしこのアルバムも決して悪くはないのだが、何というか全く記憶に残らないのである…日本盤ジャケット写真以外は。聴いたそばからす~っと抜けていくような感じ。楽曲はそこそこ聴きやすいんだけどね。 自身の2ndアルバムは5年後の89年にリリースされているが、85年にはブラック・アンド・ブルー(Black 'N Blue)の2nd「ウィズアウト・ラヴ(Without Love)」に参加している。ブラック・アンド・ブルーの、また後にKISSの5代目gとなったトミー・セイヤー(Tommy Thayer)は一時ご近所さんで親交があったらしい。 また、アダムは79年にクイーンズライチ(Queensrÿche)のvoだったジェフ・テイト(Geoff Tate)と初めてカバーバンド・Tyranを組んだという。アダムと仲良くなると何かしら御利益があるのかも!? もしやあの呪文シャツは御真言か何かだったりして!? そんなアダム・ボムに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪ シェイプ・オブ・ザ・ワールド マイ・ヘビー・メタル ロシアン・ルーレット お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.04.15 04:53:19
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