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2006年06月06日
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『生存する脳』ですこし扱った感情がない人ということについて、続きの日記を書くのね。
(トラックバック)

このごろの日記は順不同で、ごちゃごちゃ書いているのだけれど、ようちゃん2号が自分のことを理解するために、是が非でも文章が必要だと思っている。

文章で書いているうちに、自分の中で整理されていくんじゃないかって目論みがあるんだよ。


『生存する脳』で、仮名で出てくるエリオットと言う人が出てくるのね。

この人は、髄膜腫によって脳腫瘍が肥大化し、腫瘍と腫瘍によってダメージを受けた前頭葉組織を除去したということだよ。

以下↓引用。
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 エリオットの場合、言動が首尾一貫していて頭の回転が早かっただけではない。彼は周りの世界で起きていることをはっきり認識していた。ニュースの年月日、人名、詳細を熟知していた。また彼は、しばしば的を射たユーモアを交えながら政治問題を論じたし、世の中の経済情勢もよく把握しているように見えた。かつて彼がたずさわっていたビジネスの世界の知識は依然として強くの固定たし、の聞くところでは、彼の力量は少しも変わっていないということだった。
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以上↑引用。

手術を受けても、一見、変化がないように見えたんだね。

以下↓引用。
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 エリオットにおきた変化は規模がより大きく、病の兆候を示していた。こうした変化は、以前からあった性格的短所に由来するものではなかったし、患者自身によって意図的にコントロールされているものではないことも確かだった。その根本原因はきわめて単純、脳の特定の部分へのダメージだった。さらに、これらの変化には慢性的特徴があった。つまり、エリオットの状態は過渡期的ではなかった。常にそうだった。
---------------------------------------------
以上↑引用。

腫瘍の再成長もなく、手術としては成功だった。

エリオットは、術後、論理能力・注意力・作動記憶・人格検査を次々とパスしたということだよ。

以下↓引用。
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 それを除けば健康で知的なこの男の悲劇は、愚かでも無知でもないのに、しばしばあたかもそうであるかのように行動することだった。彼の意思決定装置はひどく傷ついていたから、もはや有能な社会的存在にはなり得なかった。みずからの決断がもたらした悲惨な結果を前にしても、過ちから何かを学ぶということはなかった。ちょうど、監獄を出るときは心からの後悔を口にし、出るとまたすぐ別の罪を犯す犯罪常習者のように、エリオットに回復の見込みはなかった。
---------------------------------------------
以上↑引用。

前頭葉を除去されたことによって、失われたものは何か?っていうことがなかなか見えなかったらしい。

以下↓引用。
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私はそれに対する基本的な兆候の多くを看過していた。エリオットは、おのれの身に降りかかった悲劇を、事の重大さにそぐわない超然とした態度で語っていたのである。彼は常に自制的で、常に無感情な傍観者として状況を描写していた。自分自身が主人公でありながら、苦しみといったものはどこにもなかった。医師であり聞き手であるものの立場から言えば、この種の抑制はこちらの感情的負担を少なくしてくれるからしばしば大歓迎である。
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以上↑引用。

感情の露出が少ないと、話をしている分には楽かもしれないよね。

以下↓引用。
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エリオットは努力して感情を抑制しているのではなかった。彼は穏やかで、リラックスしていた。彼の話はよどみなく流れた。内的な感情の共鳴を表に出すことを押さえていたわけでも、内的な感情を覆い隠していたわけでもなかった。単に、覆い隠すべき動揺というものがなかったのだ。それは文化的に身についた平静さではなかった。ある奇妙な、自分では意図していない防御方法で、彼は悲劇に苦しんでいなかった。
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以上↑引用。

話を聞いている医師の方が、よっぽど苦しかったりしたらしい。

以下↓引用。
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 その後、ごく自然に、私が必要とする証拠を直接彼から手にすることになった。というのは、当時同僚のダニエル・トラネルが被験者たちに情動的な視覚刺激――たとえば地震で崩壊するビルディング、燃えさかる家、残虐な事件で負傷した人びと、洪水で溺れそうになっている人びと、などの写真――を見せる心理生理学実験をおこなっていた。
 あるときわれわれは、このような写真を見る実験から戻ったエリオットに詳しく話を聞いた。すると彼は少しも言葉を濁すことなく、病気をする前とくらべて自分の感情は変わってしまった、と私に言った。かつて彼に強い感情を喚起したような話題が、肯定的にも否定的にも、もはやいかなる反応も引き起こさないことを彼はわかっていた。

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以上↑引用。

読みやすさという理由だけで一旦切るのね。

以下↓引用。
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 これは驚くべきことだった。想像してほしい、それがどんなことかを。自分が好いている絵を見ても、気に入っている音楽を聴いても、いっさい喜びを感じない。自分からその可能性が永久に奪われてしまっているにもかかわらず、その絵の刺激、その音楽の刺激の知的内容については知っている。かつてそれが自分に喜びを与えてくれたことを知っている。エリオットの苦境は<知っているが感じない>と言ってもよいだろう。
 情動や感情の衰退がエリオットの意思決定の不調に一役買っているのではないか。私はその可能性に興味を持つようになった。

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以上↑引用。

ようちゃん2号は逆に、感情過多で自分が何をしたいのか、わからないような気がするんだけれど、じつは長い間には感情を押し殺していたりすり替えていた時期が何度かあるのね。

そのときに使っていたのは理性や善悪、正しさだったりしていたんじゃないかと思うんだな。

そして、ようちゃん2号の場合、そういうときの記憶って定かでなかったりするんだよね。

で、感情や情動が意思決定と深く係わり合いがあるということは、なんとなくなんだけれど、その通りなんだと思う。






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最終更新日  2006年06月10日 00時23分30秒
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