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2007.02.03
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カテゴリ:読書



犯罪学者・火村英生と推理作家・有栖川有栖コンビのシリーズの短編集。

最初の「切り裂きジャックを待ちながら」で、いきなり拍子抜け・・・。
犯人の芸術家気質故の・・・みたいなのに「霧越邸殺人事件」を思い出してしまった。

「わらう月」は、「英国庭園の謎」収録の「完璧な遺書」同様、取調べを受ける側の一人称で書かれている。
女性の一人称&ちょっと淫靡(?)なテイストで、いつもと違う雰囲気に仕上げている。

「暗号を撒く男」の暗号は分かってみると、火村同様ちょっとがっかりしてしまうかもw
でも、日常の不思議って、解き明かしてみるとこんなものなのかもね。

「赤い帽子」は、火村もアリスも登場せず、いつもは脇役の刑事が主人公の異色作。
地道にこつこつ捜査していく地味な作品で、「こういうのは高村薫さんに任せておけば・・・」と思ってしまった。あとがきによれば、大阪府警だけの社内報のために書かれたというから、色んな意味で特異

「悲劇的」「猫と雨と助教授と」は、短編というよりショートショートくらいの長さ。
事件が起きてどうこうとかではなく、火村の日常の一端を描いている。featuring火村といった感じ。こういう作品が描かれるなんて、火村萌えな読者は結構多いんだろうか。
火村のパーソナリティーが凝縮されている「神秘的」のラスト一文はカッコよかった。

「ミステリ史上屈指の禁じ手!?」という表題作には、確かに「はっ??」と困惑。
まぁ、たまにはこういうオチがあってもいいかな・・・いっつもこんな手使われたら、怒るけどw
事件そのものより、本屋で悶々としてるアリスとか、ラストで喜んでるアリスとかの方が面白かった。って書くと、私がアリス萌えみたいだなw

こうしてみると、結構異色な短編集だったけど、ミステリーとしては、いまいちだったかなぁ。
シリーズ作品の1冊としてはアリかもしれないけど、今作から有栖川作品を読むのは絶対やめた方がいいw





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最終更新日  2007.02.03 23:16:58
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