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ザ・スーパー・ポップ宣言

甘茶コンピ(13)

甘茶ソウルコンピの世界(13)
SWEET SOUL COMPILATIONS (13)

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マニアック甘茶ソウル@YOU TUBE



THE LOST SOUL GEMS 2CD(SONY SICP 1776-7)'08

LOST SOUL GEMS.jpg

昔からマニアには人気がありながらシングル・オンリーで入手困難だった希少音源を多数収録した驚きの二枚組みコンピレーション。EPICなどSONY系レーベルを中心としたもので、あまりの人気にそれらは「SOUL FROM THE VAULT RARE SWEET DYNAMITE」というブート・シリーズが出される程でありました。収録音源のほとんどがソウル黄金の70年代のものなので、本CDの登場は遅いといえばあまりにも遅すぎるのですが、シングル・マニアならば誰もが長年待ち焦がれていた世紀の傑作コンピの誕生と言えるものです。監修・解説は鈴木啓志氏。

(、、、内容には関係の無い事ですが、紙ジャケが相当ウザイっす。私はアナログ・レコードに特に愛着は無いのですが、アナログ派の人であっても本当にこんな使い勝手の悪いものを望んでいるのでしょうか。それとトラックリストはきちっと英字でリリースして欲しい。真に音楽マニアが望むのはそういった基本的で地道な仕事なのでは?本気で「世界的に評判をよぶこと大」と思っているのなら尚更でしょう。)

DISC 1の1はちょっとラテン・フレイヴァー漂う軽快なダンサー。ホーンやファルセットも聴かれなかなか賑やか。2は本コンピ以前に橋本徹氏監修の「FREE SOUL LOVERS」に「HIP TO YOUR WAYS」という別タイトルで収録されており、フリーソウルファンにもお馴染みの爽快かつヒップなナンバー。陽性で乾いた躍動感のある歌声が素晴らしい。

名前のイカしてるLOVE COMMITTEEの3は暗めの甘茶ソウル。ちと湿っぽいがなかなかのグレイド。4は明るく軽快なダンサー。このマッチョなノリにムチの響きはもしやゲイ賛歌かと思っていたのですが、歌詞をみるとそうではなかったようです。

5はU.S.BLACK DISK GUIDE #673で高沢仁氏によって「究極の7インチ」として紹介されている曲。起伏に富みながらも甘ーい品のあるメロディで、まずはその素晴らしさに感動できる。更にライモン・ウィルスンの表情豊かで過剰な泣きの唱法が絶品で両者の相性も抜群。ストリングスを中心とした気品あるサウンドも完成度が高く、まさに高沢氏の言う通り、ソウルファンの期待する究極の形がここにはありますネ。

6はDYNAMICSらしくサビのメロディがやたらキャッチーな甘茶ソウル。7は前出のラブ・コミッティの前身グループ・エシックスによる傑作甘茶ソウル。個人的には可愛らしい甘茶小唄「THINK ABOUT TOMORROW (VENT 1001)」の方が好きだな。8はHall and Oatesのヒット曲のカバー。大仰な歌いまわし、かつ大味なアレンジでいまいち締りが無いな。

10も再びラブコミのファルセット甘茶。サウンドの上品さ、コーラスの端整さ、甘めのメロディと共に素晴らしいのですが、ファルセットがちょっと苦しそうなのが惜しい。11で再びダイナミックス。シングルでは6の裏面の将にダイナミックな行進曲風ミディアム。彼らは1959年には既に初シングルを出していて、このCOLUMBIA盤が最後のシングルだとのことです。

12で再び5のイリュージョンズ登場。5同様の泣き節甘茶でやはり豊かな表現力が素晴らしい。13は爽快な雰囲気が良いラブコミの威勢のいいアップ・ナンバーだけど、サビのキャッチーさ、高揚感をいまひとつ生かしきれなかった感じがします。14は個人的に初聴となった甘めのバラード。エコーの効いた甘い語りも入ったりとなかなかの雰囲気だけど、大仰で少しポピュラーっぽい感じが気になりました。15は暗めで泥臭くファンキーな曲。

DISC 1がグループもんだったのに対して、DISC 2はソロもん。1は力まずに歌う落ち着いたレディ・ミディアム。2は「フィーリングに乏しい」Ralph Graham(sussex 520)'74のカバー。そちらは鈴木氏が言うほど悪くは無いが良くも無い。3は最初から最後までどこもかしこも素晴らしいメロディの甘めのレディソウル。特に出だしと後半の郷愁を誘う管のメロディが胸にググッと来ます。

軽快で洗練された雰囲気が素晴らしいディープ・ミディアムの4はBOBBY WOMACKが少しユルリとやってるバージョンも悪くない。5は素晴らしく良く出来たメロディで徐々に盛り上がっていく感動的なナンバー。女性コーラスにストリングス、グロッケンの入ったサウンドは大甘ですがヴォーカルは絶唱タイプでかなり圧巻的。絶唱系甘茶ソウルの最高傑作ですね。このトロイなるシンガーはライナーで鈴木氏により66年にMUSICORからシングルを二枚出しているJEFF B.TROYであると推測されています。(後にこのTROYは80年に「Into the Night」というヒットを出したBenny Mardonesという白人歌手であることが判明しました。 参考記事 )

6で再び登場のアネット・スネル。2-3の裏の曲ですがこちらもなかなかの出来。サビのキャッチーさが映えますが、逆に言うとそればかりが繰り返し強調されるという、、、単調な構成が惜しい。ディープソウル名曲の8は極太な男気を感じさせるイントロのギターの響きが印象的で超カッコイイー!9はミディアム/アップ系のモダンな雰囲気を持ち合わせたソウル。これってディープ?モダン?テンポも良ければヴォーカルも実に流暢で良い。

以上、長年マニアックなソウルファンに人気だった曲を多数集められ、充実したコンピを作られた関係者の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。然しながらEPICなどSONY系レーベルのみならず、シングルの世界にはまだまだCD化されねばならない曲が沢山あります。(例、「SOUL FROM THE VAULT RARE SWEET DYNAMITE」ご参照。)関係者の皆様には、今後もこれら後世に永久的に残していかねばならない名曲の数々のCD化をドンドン推し進めて行って欲しいものです。今後ともよろしくお願い致します&どうも有難うございました。

01.UJIMA / I'M NOT READY(ダンサー偏差値61)
02.UJIMA / I'M GETTIN' HIP (TO YOUR WAYS & ACTIONS)(偏差値68)
03.LOVE COMMITTEE / DARLING COME BACK HOME(甘茶偏差値62)
04.EBONY, IVORY & JADE / SAMSON(ダンサー偏差値63)
05.THE ELUSIONS / I'D LIKE TO SAY I LOVE YOU(甘茶偏差値71)
06.THE DYNAMICS / WE FOUND LOVE(甘茶偏差値63)
07.THE ETHICS / GOOD LUCK(甘茶偏差値64)
08.UJIMA / SHE'S GONE(甘茶偏差値61)
09.UJIMA / A SHOULDER TO LEAN ON
10.LOVE COMMITTEE / ONE DOZEN ROSES(甘茶偏差値64)
11.THE DYNAMICS / YOU CAN MAKE IT IF YOU TRY(ミディアム偏差値63)
12.THE ELUSIONS / SEE YOU AGAIN (IN MY DREAMS)(甘茶偏差値64)
13.LOVE COMMITTEE / ONE DAY OF PEACE(偏差値63)
14.EBONY, IVORY & JADE / SAD FACES
15.UJIMA / SOMEBODY TELL THAT GIRL THAT I'M GONE

DISC 2

01.BETTY LAVETTE / YOU MADE A BELIEVER OUT OF ME(偏差値63)
02.BILL CODAY / I DON'T WANT TO PLAY THIS GAME(ディープ偏差値61)
03.ANNETTE SNELL / IT'S ALL OVER NOW(甘茶偏差値66)
04.HEYWOOD CASH / YOU'RE MESSING UP A GOOD THING(ディープ偏差値64)
05.TROY / AND TOMORROW MEANS ANOTHER DAY WE'RE APART(甘茶偏差値72)
06.ANNETTE SNELL / PROMISES SHOULD NEVER BE BROKEN(偏差値63)
07.BILL CODAY / A MAN CAN'T BE A MAN(ディープ偏差値61)
08.WILLIE HATCHER / SEARCHING(ディープ偏差値68)
09.RICK SHEPPARD / CAN WE SHARE IT(偏差値65)
10.BETTY LAVETTE / YOU'RE A MAN OF WORDS, I'M A WOMAN OF ACTION
11.JACKIE MOORE / PERSONALLY
12.TROY / IF YOU GOTTA BREAK ANOTHER HEART
13.HEYWOOD CASH / GIVE IT UP (LONG VERSION)
14.UJIMA / I'M GETTIN' HIP (TO YOUR WAYS & ACTIONS)(INST.VERSION)

* FABULOUS SOUL GEMS 2CD(EMI TOCP 70637/8)'08/11/26発売予定 (発売延期又は中止になったみたいです)

昔からマニアに絶大な人気のあったシングル・オンリー曲をふんだんに盛り込んだ世紀の傑作コンピ「THE LOST SOUL GEMS 2CD(SONY SICP 1776-7)'08」の続編といえるコンピ「ファビュラス・ソウル・ジェムス」が発売されるようです。今回はEMI系のレーベル音源編で、前回ほどの派手さは無いものの、やはりソウル史上に残る歴史的な名コンピと呼べそうなもの凄いラインナップ。

海賊盤の「SOUL FROM THE VAULT RARE SWEET DYNAMITE VOL.11」にも収録されていた人気のダンサー1-1、U.S.BDG #76で高沢仁氏に「シングル盤中のシングル盤」と言わしめた1-5、甘茶ソウル百科事典P.16「私の甘茶自慢」掲載の極甘子守唄の1-15(どこかのコンピに既収録だったはず)、上品で穏やかな味わいが良い1-26、こってり甘いディープソウルの2-14などなどが一同に介する事は奇跡的とさえ思わせますね。

個人的にはパッと頭に思い浮かばない曲もとても多く発売が非常に楽しみ。願わくば、紙ジャケにならないことを祈ります。早速、アマゾン、タワー、HMV(以上送料無料)、ディスクユニオンなど各店で予約可能なようです。(その後発売延期又は中止になったみたいです)

追記:早いもので、このコンピが発売中止になってから5年が経過しようとしています。その後「YOU TUBE」に多くの音源がアップされてきたこともあり、音源のある曲にリンクを付けてみました。しかしよく見ると4枚組みぐらいの分量があるんですねえ。どうぞ幻のコンピ収録候補だった各楽曲をリンク先からお楽しみ下さい。

DISC.1

1. Don't Take Your Sweet Lovin Away - Ghetto Children
2. It's Not Easy To Say Goodbye - Ghetto Children
3. Love Song - Simon Said
4. I'm So Lonely - Simon Said
5. This Feeling Of Loneliness - Cliff Nobles
6. Dance,Dance,Dance - Liquid Smoke
7. Where Is Our Love - Liquid Smoke
8. Look In The Mirror Of My Eyes - Percy & Them
9. Don't Let Him Get The Best Of You - Whirlwind
10. Something,I Can Feel Something - Whirlwind
11. Full Time Thing - Whirlwind
12. You To Me Are Everything - Real Thing
13. What Price - Nathan Williams
14. Reachig Higher - Nathan Williams
15. Lover's Lullabye - Dynamic 5
16. Sky Boat - Dynamic 5
17. You Can Make It - Mike Jameison
18. I Don't Need Half A Love - Z.Z. Hill
19. Let's Live And Let Live - Robinhood
20. It's For Real - Sound 70's
21. Time Look Away - Troiel
22. Make Believe Everything's All Right - Jimmy Jones
23. Peace Of Mind - Skip Jackson
24. Don't Go To Strangers - Skip Jackson

25. How Can I Go On Without You - Corey Blake
26. Your Love Is Like A Boomerang - Corey Blake
27. Life Is What You Make It - Tapestry
28. The Soul Of A Woman - Margo Thunder

DISC.2

1. Nothing Can Help You Now - Lenny Curtis
2. Who You Gonna Run To - Lenny Curtis
3. Mama's Got A Bag Of Her Own - Anna King
4. Seven Days Too Long - Chuck Wood
5. Let's Talk It Over - Sam Williams
6. Love Slipped Through My Fingers - Sam Williams
7. Great Big Thing - Carroll Lloyd
8. Miracle Walker - Sam Williams
9. One Day Love - Tommy Dodson
10. Mind? Reader - Tommy Dodson
11. Lucky Guy - Elbie Parker
12. Please Keep Away From Me - Elbie Parker
13. Here Comes The Heartache - Cicero Blake
14. I'm Sorry - Cody Black
15. Stop Trying To Do What You See Your Neighbor Do - Cody Black
16. Let's Face Reality - Billy Frazier
17. I Want It All - Ike Lovely
18. You're My Bad Habit - Ike Lovely
19. Try A Little Tenderness - Michael Lizzmore
20. Promise That You'll Wait - Michael Lizzmore
21. Finders Keepers - Zircons
22. You Ain't Comin Back - Zircons
23. I Surrender - Ann Dequesney
24. Consider The Source - Leon Haywood
25. No More Dreams - Alexander Patton
26. A Lil Lovin Sometimes - Alexander Patton
27. Have A Little Mercy - Frederick Knight
28. If You Can Feel - The Metros
29. You Gonna Reap It - Pat Peterman
30. Trying To Make It Home - Rudy Ludaway
31. That Ain't My Wife - Raw Spitt

BIG BAD BAY AREA VOL.1 '05 (LATIN SOUL RECORDINGS BBBA 1000)

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SOULFUL THANGSシリーズを出しているLATIN SOUL RECORDINGSからの甘茶ソウルコンピの新シリーズ。盤起こしがほとんどのようだし、これだけ多くのレーベルからマイナー音源を収録したことを考えるとブートの可能性が高いのではないか。2,12,16,24にはラジオのジングルみたいなものが入っています。

3と20はU.S.BDG-334、甘茶ソウル百科事典P.68,210のバラッズ。3は68年のヒットということで少しメロディにときめきが足りないがしっかりとしたオールドスタイルの味わい。20は69年のORIGINALS(SOUL 35066)のカバーだが終盤の盛り上がり方など甘茶的見地からすれば表現力の豊かさでバラッズに軍配があがる。「THE ESSENTIAL SWEET SOUL SELECTION」にも入ってた6は展開にメリハリをつけた良く出来たバラード。7はご存知MIRACLESのカバーで語りを入れたりと工夫は見られるが凡庸な出来。

11はTERRY HUFFばりの大泣きファルセットで過剰に盛り上がります。いまいちまとまりに欠けるが語りなども入り一聴の価値はある。それにしてもやけにテリハフに似てるなあ。14はU.S.BDGの究極のLPコレクションで紹介されてるグループだが、期待が大きすぎたか出来はもう一息。17は世界初CD化(笑)か?音質は悪くない。SHOUT盤のソフトタッチと同一グループなのかな。最後の25だけ何故かアップテンポなナンバーでした。

「soulful sweet & mellow」のxyliさんのレビューはこちらをご覧下さい。

1. I Need You Baby - Jesse James
2. KSOL 1450 am Soul Radio
3. God Bless Our Love - Fabulous Ballads
4. These Are The Things - Emulations
5. Don't Love Hurt - Pacesetters
6. I Stand Alone - Calit Malibus(甘茶偏差値62)
7. Ooh Baby Baby - San Francisco TKO's
8. Why Should We Stop Now - Shirley Combos
9. Wait! One Minute Baby - Page Three
10. Look Me In The Eyes - Joe Washington And Wash
11. Cry For Joy - Papa & Utopians(甘茶偏差値61)
12. KOSL House Of Music radio id
13. Only You (Can Touch This Heart Of Mine) - Masterplan
14. Young Girl (LP ver.) - Fillmotions
15. 12 Months Of The Year - Natural Four
16. KDIA Lucky 13 radio id
17. Look Up, Look Down - Soft Touch
18. Hey Girl - Masterplan
19. I Bet You Never Knew - Diabolics
20. Baby, I'm For Real - Ballads(甘茶偏差値62)
21. What Made You Chance Your Mind - Sisters Of The Ghetto
22. Stranger At My Door - Fuller Bros
23. I Thought You were Mine - Natural Four
24. KDIA 1310 am Oakland radio id
25. She's Looking Good - Roger Collins

BIG BAD BAY AREA VOL.2 '07 (LATIN SOUL RECORDINGS BBBA-2000)

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SOULFUL THANGSシリーズを出していたLATIN SOUL RECORDINGSからの甘茶ソウルコンピの新シリーズ第二弾。副題として「SOUL HARMONY CLASSICS FROM THE SAN FRANCISCO - OAKLAND BAY AREA」とあるので、どうやら西海岸のグループものを集めたもののようです。あまり耳に馴染みの無いマイナーな曲が多いのは嬉しい反面、個人的にはこれぞという曲に巡り合えなかったのが残念でした。年代的には60年代から70年代中期ぐらいまで幅広く選曲されている感じ。(このコンピのほとんどの曲が「YOU TUBE」にアップされているようです。)

3はU.S.BDG #161のファンクバンドの下積み時代の74年のシングル曲(FRETONE 009)。テナー・リードの憂いを帯びた甘茶ソウルで甘茶全盛期の王道スタイル&マイナーな香りがかなり好印象。個人的にあまり好きなメロディではないけれど未聴の方には是非聴いて欲しい濃いめの甘茶ソウル。「YOU TUBE」で聴けますが皆様の判定や如何に。

5はU.S.BDG #187の最近CD化されたアルバム収録曲。悲しげなファルセット・コーラスにのせて低く太目のリードが歌う77年の甘茶ソウル。6分44秒と長めで終盤には語りも入ったりと甘めのムードは悪くないけど主旋律はもうひとつで決め手に欠ける。8は女性のようなファルセットに古きDOO-WOPの香り漂うコーラスのコンビネーションがなかなか味のある泣きのバラード。11も古い時代を感じさせる曲でほんわかしたムードが悪くない。

14はU.S.BDG #334のバラッズの60年代後期のベンチャーからのもので悪くは無いが特別良くも無い。バラッズならばやはり彼等の代表曲の19か。しんみり歌い上げる古典バラード。23はこのコンピ内では珍しいアップテンポ・ダンサー。明るく景気が良く、コーラスの突き抜け具合がなかなか楽しい。24もアップでこちらは黒くファンキーなノリがなかなか。人によっては高評価かも知れません。

1. One Way To Love - The Lovers
2. The Changes We Go Throuch For Love - The Hartfield Bros.
3. Now And Forever - Con-Funk-Shun(甘茶偏差値63)
4. I Know (You Really Want Me) - Mantis
5. This Love Of Mine - Perfect Circle(甘茶偏差値61)
6. Falling In Love - The 9th Creation
7. Together Forever - The Two Things In One
8. Send My Baby Back - Freddie Hughes
9. My Hearts Desire - The Cresendos
10. Mr.Mailman - Richard "Dimples" Fields
11. The Stakes Are Too High - Ernie Marbray
12. I'll Always Love You - The Performers
13. This Must Be Love - The Creshendos
14. I Love You, Yeah - The Ballads
15. Why Do I Do These Foolish Things - The Magicians
16. Someone - The Lovers
17. A Man That Isn't Free - The Soul Sensations
18. Put The Hurt On You - Inner Soul
19. Confessin' A Feeling - The Ballads(甘茶偏差値63)
20. Girl I Want You To Remember - The Main Events
21. Why Must You Cry (I Deeply Love You) - The Magicians
22. Without A Doubt - The Lovers
23. Times A Wasting - The Fuller Brothers
24. We Got To Keep On - The Casanova II

THE RARE SOUL HARMONY COLLECTION VOL.1 ??年 (BIG TOWN MUSIC NO#)

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製作年度及びナンバーの記述がなく、プーンとブート臭漂うCD。副題で「A COLLECTION OF THE FINEST SWEET AND NORTHERN SOUL GROUP RECORDINGS OF THE 60'S AND 70'S.」とあります。聞いたことの無いやたら美味しそうなグループ名やら、知ったグループ名だけど知らない曲が目に付いたので買ってみたんだけど、結果はどれも期待ハズレ。内容は「DYNAMITE SOUL HARMONY」シリーズに近い、、、と思ったら数曲かぶってました。60年代中期ぐらいの、未だ情感が浅く表現力の乏しいソウル黎明期のものが中心といった感じ。全22曲中2分台の曲が18曲もあるから事前に中身を見抜けなくもなかったか。

5はDOO-WOPの雰囲気漂う甘めのミディアムだが2分28秒とあっという間に終わってしまいチト惜しい。

目玉という程ではないけれど、このコンピで一番光る曲は13の「IN TIMES LIKE THESE / FANTASTICS (IMPRESSARIO) '64」。ちょっと古い感じのする甘いメロディ使いで「FIVE SATINS feat. FREDDIE PARRIS / SUMMER IN NEW YORK」のようなロマンチックなムードを持った佳曲。ファルセットも入るしこのコンピの中ではその情感深さは群を抜いています。しかしこのグループって「THE BEST OF STRANGERS NOW (BELL 1266) '72」を出してるFANTASTICSと同一なんでしょうか?メロディのこみ上げ具合など共通項を感じたりするんですが。それと、そのベルのファンタスティックスの出している唯一のLPって内容はどうなんでしょう。(尚、このIN TIMES LIKE THESEは「DYNAMITE SOUL HARMONY VOL.2」にも収録されてますので、この曲目当てならばまだ出来のいいそちらのコンピの方がオススメです。)

このコンピの後半の16曲目からは「NORTHERN」のコーナーになってます。ノーザンって一言で言われても困っちゃうんですが、曲調から「NORTHERN DANCER」コーナーと思われます。ミディアムやアップ系でどれも適度にノリの良いグルーヴなんですが、如何せんメロディ等どうにも魅力不足と感じます。

1.I JUST CAN'T GET OVER LOSING YOU / IMAGINATIONS
2.LAUGHING GIRL / HOLLYWOOD SAXONS
3.WHAT A FOOL / SATANS
4.LOVE IS A SONG OF LOVE / FOURCOUNTS
5.GIRL IN RED / VOWS
6.AIN'T NO COMING BACK / CASHMERES
7.FORGIVE ME IF I CRY / DOWN TO EARTH
8.YOU ARE / EXECUTIVE FOUR
9.ONE ROSE / STARTONES
10.MERRY CHRISTMAS BABY / C-QUENTS
11.WHY DO I DO THESE FOOLISH THINGS / MAGICIANS
12.I'LL HOLD ON / FOUR PERFECTIONS
13.IN TIMES LIKE THESE / FANTASTICS (甘茶偏差値62)
14.GLAMOUR GIRL / SOUL PROCEDURES
15.GLORIA / YOUNG MODS
16.CONNIE / SERVICEMEN
17.I'M NOT STRONG ENOUGH / FOUR PERFECTIONS
18.I GOTTA GOOD THING GOING AND I AIN'T GONNA BLOW IT / EXECUTIVE FOUR
19.LOVIN' YOU BABY / STARTONES
20.STRANGE NEIGHBORHOOD / IMAGINATIONS
21.A HOME IN LOVELAND / FOURCOUNTS
22.WITHOUT A DOUBT / LOVERS

A MILLION DOLLARS WORTH OF SOUL Vol 1 '05(JRT 101)

A MILLION DOLLARS WORTH OF SOUL Vol 1.jpg

音源は音の悪い盤起こし&粗末な印刷のジャケ&レーベルということでかなりブート臭いシリーズの第一弾。訳して「一億円の価値のソウル」でレア高値盤を集めましたといったところか。なるほど見知らぬ、いかにも美味しそうな名前のグループが沢山あり、思わず釣られて買ってしまいました。全体としてどマイナーな香り漂う、垢抜けないものばかりで、如何にも貴重な音源風なんだけど、果たしてそこに宝石の原石のように輝く魅力があるのかというと残念ながらそういうものはほとんど有りませんでした。

1,2はともにオーソドックスなグループコーラス。悪くは無いが特別魅力もない感じでともに偏差値56程度。3がちょっと良くて、ヴァイブ?やチープなオルガンの眠たくなるような夢見心地のサウンドに甘いファルセットコーラス&ハイテナーリードの組み合わせ。バックの甘いサウンドと比べてリードとメロディにいまいち魅力が足りないのが惜しい。でも「We 3 Limited」なんて胸にグッとくるネーミングですね。4、5など曲名の後ろに(N)とあるのはNORTHERN SOULだと注釈されています。で、どちらも垢抜けないミディアムサウンドで魅力に乏しい。

8はどう見てもエボニーズと読むんだろう。ベース/バリトン/ファルセットがリードを取るバラードでサウンド、メロディ、曲構成とどれも垢抜けないけどヴォーカルやコーラスはやけに高水準。まさかフィリーのEBONYSの前身なんてことはないだろうなあ。12のグループ名はThe Sweetですよ!凄い名前でそれ系を志向した甘茶ソウルだけどいまひとつ魅力は不足している。13はImperial Wondersもやっていたキャッチーなダンサー。サウンド、ヴォーカルともに前者の迫力には及ばないものの曲がいいからそれなりに聴かせてくれます。適度に力の抜けた感じは少しオシャレで面白いかも。

14は「第三飛行」とでも訳すか、名前だけはイカしてます。ファルセットリードの落ち着いた可愛らしい甘茶ソウルだけど、もう一つ突き抜けた魅力に欠け偏差値は59。15は「TIGHTEN UP」系ノーザンダンサーでなかなか面白いグルーヴを持つ。レアらしいしこういうのをDJで回すと鼻高々になるんだろうなあ、と思って検索かけてみると、ウワっやっぱりヒットしました。結構有名な人気曲みたいですね、しかも高そー。もしやこれが噂のディープ・ファンク?

17、23、25のファルセットソウル、18のバリトンソウルともにまずまずもやはりいまひとつ垢抜けない。20のスロウバラードも雰囲気はかなり良いがメロディとリードが魅力不足。ここまで音も悪いし垢抜けない音源が続いたけど、22はメロディはいまいちもなかなか味のあるヴォーカルを聴かせてくれ、雰囲気もいい。調べてみたら「SOULFUL THANGS VOL.5」にも入ってました。そこでは目立たなかったけど、こういう中で聴くとイイですねえ。24はチト大仰なバラードでメロディはいまいちもファルセットとバリトンの絡みが結構いい。

1. Carlton Holland & Sinclayrs/Moon Shot
2. Shades of Magic/Your Love Is a Tower of Power
3. We 3 Limited/Girl I'll Always Love You (甘茶偏差値61)
4. Imperial Cs/Someone Tell Her (N)
5. Devotions/Do Do De Dop (N)
6. Traditions/My Heart
7. Directions/If You Ever
8. Ebon-Nees/Is There Someone
9. Soul Brothers Inc./I Saw Forever My Love
10. Love Experience/Waiting For Your Love
11. Ebonys/I Can't Help But Love You (N)
12. The Sweet/Don't Do It
13. Rockin' Co./You Live Only Once (N)(ダンサー偏差値61)
14. Third Flight/Love Love Love
15. Curtis Liggins & Indications/What It Is (N)(ダンサー偏差値62)
16. Poets/Wrapped Around Your Finger (N)
17. Monte Carlos/If You Leave
18. Buck & Sixteenth Movement/Trust Me This Night
19. Ledgends/A Fool For You
20, Lyde, Fisher & Giles/I'll Always Love You
21. Out of Sights/For the Rest of My Love (N)
22. Jimmy Bo Horn/I Can't Speak (N)(偏差値62)
23. Elements/I'll Remember You
24. Moving, Soothing & Funk Band/Crying For You Love
25. Attractions/Did I Do the Right Thing
26. Inspirations/I Can Feel It (N)

(N)=NORTHERN SOUL ←こうクレジットされてます。

A MILLION DOLLARS WORTH OF SOUL Vol 2 '05(JRT 102)

A MILLION DOLLARS WORTH OF SOUL Vol 2.jpg

音源は音の悪い盤起こし&粗末な印刷のジャケ&レーベルということでかなりブート臭いシリーズの第2弾。訳して「一億円の価値のソウル」。しかし、こういうダサーい、成金オヤジ的センスのタイトルは止めて欲しいね。

1が「You Mean Everything To Me」のChosen Fewかどうかは分からないけど、ちょっと古臭い甘い雰囲気のソウル。しかし二枚のPOLYDOR版には遥かに及ばない。2はメロディに華やかさが足りない甘めのソウル。3はあのO'Jaysなんだろうなあ。リードは塩辛くて糖度不足もバックの甘いハーモニーはなかなか。6はとても地味で静かなサウンド、曲調ながら、か細く切々と歌うテナーリードとバックのハーモニーが徐々に盛り上げていく様が魅力的。

7はこの「甘茶ソウルコンピの世界」コーナーついに5枚目のコンピ収録で、流石に飽きてきました。この曲、ブート屋さん受けがいいのね。全体のムードと終わり間際のテンパった感じが素晴らしい曲。もう少し終盤の雰囲気で全体を纏めれば凄いことになっていたかも。8もファルセット・リードの甘茶ソウル。弦やピアノを中心としたバックの音は実にいいムードなのだが、歌とメロディがそれに伴っていない。

10は甘茶ソウル百科事典P.35掲載の71年の軽快なダンサー(このお皿の裏が21)。11はオシャレで洗練された曲調のバリトンリードのモダンソウルという感じ。あまり趣味ではないが質は高く、人によっては高評価かも。14は1分55秒ほどと短いがベースラインやドラムの快活な感じが楽しいダンサー。ホーンやオルガンまで入ってなかなか華やか。ヴォーカルに弾けた感じが足りないので、ここは思い切ってインストで攻めてみてはどうだったか。

18は少年がリードの甘茶ソウル。メロディにときめきが欠けるが出来は悪くないのでキッズ好きにはオススメかも。ファイドアウト時の語りをもっと聴きたかった。19はどういう意味なんだろう?グループ名も不思議だけど曲も実に不思議なムードが漂うダンサー。自動車のクラクションのような擬音が入る。いまいち洗練されないがヘタウマ的味わいが面白い曲。

22が果たして、絶品甘茶「LOVER'S LULLABYE (UA 1096)'77」のあのDynamic Fiveなのかが気になってこのコンピを買ったようなもんなのですが、結論としては同じグループなのではないでしょうか?リードは違うようだけど、甘めのスロウで音の感じは同年代(か数年後)ぐらいだし、同種の甘茶センスを感じます。然しながら緊迫感に欠け、残念ながらLOVER'S LULLABYEやBEAUTIFUL LADYほどの出来にはなく偏差値は57。(後に「DYNAMICS / WHAT A SHAME」に未発表曲として追加収録された曲と同一だということが分かりました。つまりDYNAMICSの曲ということになります。)

13、16、25がレディソウルだが出来はどれもいまひとつ。甘い歌声でほんわかムードのBarbara Masonの25が一番好みだが、特に突き抜けた魅力は無い。

1. Chosen Few/I Can't Take No Chances
2. Orig. Matadors/Golden Leaves
3. O'Jays/Baby You Move Me
4. Willie Cooper & Webs/Little Girl Blue (N)
5. Master Keys/Tears (N)
6. Fourth Session/She's Gone (甘茶偏差値62)
7. Freedom Machine/Stop Doubting My Love (甘茶偏差値61)
8. Kalidrons/To Love Someone That Don't Love Me
9. Cashmeres/Fairy Tales Just Ain't True (N)
10. Continental 4/The Way I Love You (N)
11. Bean Brothers/Without You (偏差値62)
12. Three Strangers/I'll Be Alright
13. Barbara Stant/You Know I Love You
14. T.S.U. TORONADOES / A THOUSAND WONDERS (N)
15. Johnny York/True Lovers (N)
16. Carol Woods & Executives/Ooh Baby
17. Archie Bell & Drells/You're Mine
18. Avenues/I'm a Loser
19. Satan's Breed/Road Runner (N)(偏差値61)
20. Magnetics/Heart You're Made of Stone (N)
21. Continental 4/I Don't Have You
22. Dynamic Five/Baby, Baby I Love You
23. Age of Bronze/I'm Gonna Love You (N)
24. Roz Ryan/You're My Only Temptation (N)
25. Barbara Mason/Your Old Flame

(N)=NORTHERN SOUL ←こうクレジットされてます。

WE GOT A SWEET THING GOING ON '14(SOUL JUNCTION SJCD5009)



SOUL JUNCTIONが2014年に出した甘茶ソウル中心のコンピ。正規音源集という感じで音質が良く未発表曲もあります。ライナーが充実しているので収録グループに興味の有る人には参考になっていいかも。4はファルセットを交えた温かみのあるまずまずの甘茶ソウル。これまで未発表の音源だったようなので甘茶者なら要チェックかも。7は甘茶ソウル百科事典P.30掲載曲でフリーソウル・コンピにも収録されていました。キャッチーな内容で人気の甘茶ソウルだけどちょっと飽き易いかな。11はいまいち垢抜けないけれど、こじんまりとした可愛らしい甘茶ソウル。15は元GASLIGHTのオリバー・チータム。おそらく80年代以降のソロ活動期のバラード。まずまずの内容だけど、70年代の香りが皆無なのが残念。16は先日発掘されたコーリションズのアルバム収録曲でファルセット主体の爽やかな甘茶ソウル。爽やか過ぎて色気とか緊迫感とか胸キュンとかを全く感じさせないんだけど、出来はまずまず。

1. The Hopkins Bros - Shake Cheri
2. Candi-Bars - You're The One
3. The Mansions - Stop, Let Your Heart Be Your Guide
4. Elbowed-Out - In The Book Of Guiness
5. Citation - We've Come A Long Way
6. Matural Impulse - She Went Away
7. Curt Darin - Two On A Cloud (甘茶偏差値63)
8. Jesse James - I Don't Want A Divided Love
9. The Hopkins Bros - Kiss Of Fire
10. The Tret J's - We Got A Thing Going On
11. The Mansion - The Girl Next Door
12. Candi-Bars - I Believe In You
13. Citation - Inspiration Of My Life
14. The Trey J's - I Found It All In You
15. Oliver Cheatham - Good Guys Don't Make Good Lovers
16. The Coalitions - Colour Me Blue

WE GOT A SWEET THING GOING ON VOL.2 '16(SOUL JUNCTION SJCD5011)



SOUL JUNCTIONが以前出した甘茶ソウル中心のコンピの第2弾。3,10,13,16が未発表作品とのことです。甘茶ソウルファンには優良スウィートソウルの7「NOW I KNOW」で知られるファイナル・チャプターの未発表である3,10,13が気になるところでしょう。どれも87年の録音ってところが気がかりですが、、、。

その3はファルセットも交えたミディアム・スウィートといった感じですが、トキメキやキャッチーさに欠け残念ながら魅力薄で偏差値は56程度。10もファルセット・リードで丁寧に歌われていて悪い内容ではないんだけど、やはり魅力薄で偏差値は58程度。13のタイトルは何と「MERRY-GO-ROUND OF LOVE」ですよ。このグループ名でこのタイトルを見てビビビと来ない甘茶者はいないでしょうが、内容は甘めのインスト。これで歌とコーラスが入っていたら偏差値63は行くんじゃないかと思わせる良い感じのメロディを持った曲なんだけど、所詮インストって感じにサウンドも中途半端で偏差値は57程度。

4は温かみのある甘茶ソウル。コーラスが無いのが残念だけど、こじんまりと纏まった良い内容。5は甘茶ではないけど溌剌としたヤングソウルで好内容。8はまずまずキャッチーな甘茶で偏差値は58程度。9のサビもキャッチーだけど、そこだけの作品という感じで偏差値は58程度。17も少し暗いけどまずまずキャッチーな内容で偏差値57程度。18はインディアナの歌手で有名なDOO-WOPグループのスパニエルズの元で仕事をしていた人らしい。すっきりと甘いファルセットが特徴的で、水を得た魚のように自由に気持ち良さそうに歌います。声質、唱法ともなかなか魅力的。

1. MIGHTY LOVERS - AIN'T GONNA RUN NO MORE
2. THE 21ST - I JUST CAN’T FORGET YOUR NAME
3. THE FINAL CHAPTER - THIS TIME I’M GONNA STAY
4. WILTON CRUMP - THINK IT THROUGH
5. NEW HOLIDAYS - IF I ONLY KNEW(偏差値61)
6. FIVE CROWNS - BEATING OF MY HEART
7. THE FINAL CHAPTER - NOW I KNOW(甘茶偏差値61)
8. THE 21ST - THE THOUGHT OF ME LOSING YOU
9. ERIC AND THE VIKINGS - VIBRATIONS (MADE US FALL IN LOVE)
10. THE FINAL CHAPTER - I’M COMING TO RESCUE YOU
11. FIVE CROWNS - GOT TO BE MY BABY
12. THE 21ST - THE SUN CAME OUT
13. THE FINAL CHAPTER - MERRY-GO-ROUND OF LOVE
14. THE COMBINATIONS - I’M GONNA MAKE YOU LOVE ME
15. FIVE CROWNS - JUST A PART OF LIFE
16. ENERGY MC2 - JULIANE
17. NEW HOLIDAYS - MAYBE SO MAYBE SO
18. WILTON CRUMP - GIVE YOUR LOVE TO ME(甘茶偏差値63)

WE GOT A SWEET THING GOING ON VOL.3 '17(SOUL JUNCTION 5014)



イギリスのソウル・ジャンクションが編集した甘めのソウル集の最新第三弾。4,7,10が未発表曲で、12は未発表バージョンとのこと。こうして今は亡き甘茶系未発表曲を掘り起こしてくれるのは大変有り難いのだけれども、1000年に1曲クラスの大発見とかは全く無いのが寂しいところ。

今回それに相当するのが4の「Music Machine / Imitation Of Life」なんだけど、これはニュージャージーのグループが74年にシグマサウンドで録音した曲とのこと。きれいなファルセット・リードの甘茶ソウルということで背景だけ聞くと喉手ものだけど実際聴いてみるといまいち魅力薄なのが残念。5と13のJonesettsは71年のジャケ写の女性3人組のグループでまずまずのスウィート。15は明るい雰囲気のセミ・スウィート・ミディアムで軽やかなリズムが心地よい。

1. The Scott Three - Running Wild (Ain't Gonna Help You)
2. The Toppiks - Give It A Chance To Grow
3. Bobby Banks - Read It And Weep
4. Music Machine - Imitation Of Life
5. The Jonesetts - Once I Had A Love
6. Fabulous Holidays - I'm So Glad(That I Met You)
7. The Toppiks - Win All Your Love
8. The Scott Three - Gotta Find A New Love
9. The Coalitions - Nothin' Left 2 Do
10. Robert Montgomery - Love Song About You
11. Delegates Of Soul - Lucky Guy I Am
12. The Four Thoughts - Pain As The Nose (Unissued Ver)
13. The Jonesetts - Stop, Look & Listen
14. The Flairs - You Got To Steal It
15. The Holidays - This Is Love (A Little Understanding)
16. The Donations - I'm Going To Treat You Good
17. The Toppiks - Surrender
18. The Flairs - Where You Live


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