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星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2021.08.18
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 現在ACMで開催中の「Life in 江戸 浮世絵展」で「北斎漫画」に魅せられたフランス人「Felix  Bracquemond(フェリックス・ブラックモン 1833-1914)」のことを初めて知りました.

  ウィキペディアには画家であり銅版画家でもあった彼は、同じく画家でありリヨンで壁紙商の息子として生まれた「ジョセフ・ギシャール」が経営する版画工房で働いていた経験もあると書かれています。



 左に亀、右に鳥が描かれたブラックモンの版画ですが、北斎の影響を受けたのかなぁと思わせるほどの緻密さと迫力があります。

 そしてもう一つの顔としてブラックモンはフランスの陶磁器会社「SERVES(セーブル)」で陶器のデザインもしていたようです。セーブルも初めて聞く名前なので調べてみると1700年代に設立されたフランス王立のどんでもない高級陶磁器会社でした。
     


 ブラックモンがデザインした陶磁器で、浮世絵の影響を受けていたはずと思って見ると正にそのようにも見えます。

 因みにこの2客の陶磁器は19世紀様式で花柄が何とも美しいのですが、2客で4,400,000円とは何事でしょうというお値段です。これは普通の人は怖くて使えませんという感じです。

 日本では二束三文のような扱いを受けていた浮世絵がヨーロッパに渡り、芸術という世界の中心のパリで見い出され花開いたことを思うと、フランス印象派の絵画が最初にアメリカで花開いたことに思い及びます。

 本当に価値あるものはどこかで誰かに見い出されるものなのだという感じがします。ところで大河「青天を衝け」で1867年のパリ万博でパリに渡った「渋沢栄一」がその時もし浮世絵を見るチャンスがあったらどれほど驚いたかと思うと、吉沢亮君の驚き顔を想像してちょっとほっこりしてしまいます。







 







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最終更新日  2022.11.25 15:12:10
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