Smile
ここのところアップテンポの激しい曲はあまり聴く気がしない。被災地から遠くぬくぬくと生活しているのに、連日の報道で心は少し疲弊しているからかもしれない。マイケル・ジャクソンのSmileをYouTubeでみつけて聴いてみると、もの凄く心にしみた。 スマイル たとえ心が痛んでいても スマイル たとえ心が引き裂かれても 空に雲がかかっても 大丈夫さ 微笑めば 悲しくても 怖くても きっと明日は 人生はまだまだ捨てたもんじゃないと思えるSmileはチャップリンの映画「モダンタイムス」のラストシーンで流れる曲。あの映画の機械に翻弄される主人公と今回の原発事故とは何か重なるものを感じてしまう。映画が作られたのは75年も前なのにね。被災地の方々が音楽に癒されるようになるのはいつになるのか。まだまだ時間はかかるだろうが、きっとそういう日が来ると信じて・・・「贅沢言ったらあかん、東北の人のことを思ったら贅沢言ったらバチがあたる」というセリフがあちらこちらで聞かれる。小学生の子供だって、次の南海地震のときにどうしようかと真剣に考え、「津波のテレビ、あんなんかわいそうで見てられへん」って言ってる。それなのに、大阪府議会議長はバカじゃない?南港の海のそばに建ってる高いビルを見て、「ここに府庁を移転したら、災害時の指示をするには困難になるかも・・・」とは誰もが思っただろう。町役場ごと被災している現状を見ればそう思ってしまう。自分の意見が通りそうな方向になったのがうれしくて、「天の恵み」と思ったままを口にする感覚が理解できない。災害時はどうなるか、ということではなく、単に橋下知事との争いに勝てそうだからうれしくなっただけなんだろう。もう“大阪の恥さらし”とか言いようがない。今は子供でも言動に気をつけるときだと直感でわかっているよ。