酔芙蓉
酔芙蓉読んで字の如し、芙蓉が酔っぱらいます。朝開花時は白く、陽の光が当たると徐々に色づきピンクになり、翌朝には紅色になってしぼむこの色の変化が、お酒を飲んで頬が赤らむのと似ているので酔芙蓉という名前。山科に大乗寺という酔芙蓉で有名なお寺があるが、近辺に駐車場がなく、地下鉄御陵駅から徒歩15分かかるというのが無駄な2kmを歩いた後では億劫になり、大乗寺ほどではないが酔芙蓉があるという西陣の妙蓮寺に行くことにした。妙蓮寺すぐ近くのコインパーキングに停めてお寺へ。さっそく山門から酔芙蓉のお出迎えかしらと思ったら、こちらはふつうの芙蓉だった。 つぼみも濃い色でしたからね。本堂前に芙蓉が多く咲いていて、これが酔芙蓉、濃いピンクで丸まっているのは前日に咲いて色が変化後しぼんだもの。花に寄ってみると、お銚子1本いただいて、少しいい気分になってきたくらいかしら。陽の当たり方によって、こんなふうに色が変化しているものも。色の変化を撮影するなら、定点観察しないと意味ないかも。彼岸前の陽気なら、芙蓉は一日花で朝開花し夜にはしぼむが、ここ最近の気候では、朝開花し一日目は白っぽいままで夜間にピンクが濃くなり翌日夕方しぼむという二日花になるそうだ。帰ってきてから妙蓮寺さんのHPを見ると、本堂前に御会式桜という10月半ばから咲き始め4月頃に満開になる珍しい桜があったそうだ。左側の芙蓉の後ろの木だと思う。この桜の散った花びらを持ち帰ると「恋が成就」すると言われていますとHPには書かれていた。ほぉ~妙蓮寺周辺にはよさげな所がなくてお腹はすくばかりもうおやつの時間もまわっちゃってるし、娘はこの日に限って塾がなくて早く帰宅予定だし、帰り道にコンビニ寄るしかない!と車で出発。妙蓮寺を出たらすぐに堀川通でそれをまっすぐ南下したら高速入口。堀川通から油小路通は流れてしまうと寄り道する気分にならない道なのね~たったかたったか流れてしまって、高速にのってしまった。せっかく京都まで行って、「お~いお茶」のミニペット1本飲んだだけで帰ってきた。