カテゴリ:50代おひとりさま
土曜日の朝に紹介した
読書日記が好評です。嬉しいなあ。 →こちら 夜に星を放つ [ 窪 美澄 ] あの日、偶然にもこの本を 紹介してくれた、読書家のHさんから 逆に私が紹介したこの本↓を読了しましたと メールをいただきました。 人質の朗読会 (中公文庫) [ 小川洋子(小説家) ] ファンタジーとリアリティが絶妙に交差した 静かな世界観に圧倒されました。 とても印象深く記憶に残る作品でした。 (Hさんより) わーよかったです。 本好きな方に褒められるの嬉しいなあ。 -------以下は私の読書レビューーーーー タイトルがちょっと怖いけど 全然そんなことなくて・・ 「面白味のない生活の中にも、 書かれるべきことが隠れています」 (あとがきより) それらをすくいあげ、丁寧にかきとめられた 年齢も性別も職業も境遇も違う 8人の日本人と1人の兵士の紡ぐ物語。 ほんとにささやかで、けど優しくて 新鮮なおどろきや感動があって・・ でもなんともいえず切ない。 小川洋子 といえば 「博士の愛した数式」が 有名だと思うんですけど、 博士の愛した数式 (新潮文庫 新潮文庫) [ 小川 洋子 ] もうほんとにそんな感じの読後感 多少ネタバレになりますが まさに今回の北陸の大震災のように 当たり前のささやかな営みが 一瞬にして消えてしまった そんな切なさもはらんでおり だからこそ、 私たちは今を大事に生きなくては いけない そんなふうにも思える傑作で この世のなかの不条理さに 心が折れそうなとき、 何度もわたしが読み返す本です。 「誰にでも、自分だけの物語がある。」 読みやすく、優しい文体なので 子どもから大人まで 幅広く読めると思います。 冬のこたつのお供におすすめ。 ■本日もご訪問ありがとうございました■ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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