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シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

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2013年06月19日
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カテゴリ:神秘体験空間
 前回は我々が現在いる、この3次元世界だけが全てではないことを、ニュートンを持ち出して説明しているサイトを抜粋紹介した。

 『ニュートンの研究の大半は今の時代でいえば「オカルト」に属するもので、ニュートンは、錬金術の研究、賢者の石の捜索、ヘルメスのエメラルド版の解析、そして、聖書の研究と、聖書の予言の解析などに人生を費やしていました。』と前回紹介したように、ニュートンは御馴染みの万有引力だけを研究していたわけではないことがわかる。

 むしろ、万有引力の法則は、ニュートンにとっては、この3次元世界での生計を成り立たせるための単なる方便にすぎなかったと、彼の膨大な研究のほんのその1部が万有引力であったことから、私には思えてくる。

 私も中学-高校時代に万有引力を習ったが、あまりに無機的で、機械的なのに失望した思いがある。高校時代にもしアインシュタインの相対論に出会わなかったら、宇宙論や物理などに興味を抱かなかっただろう。高校時代の物理は暗記中心で面白さに欠け、実際、零点をとったこともあった。
 
 何がいいたいかというと、ニュートンの万有引力の法則は、いわゆるニュートン学の初歩にすぎないということで、俗に、ガリレオが提唱したとされる地動説も、3次元の世界観を土台にしたものにすぎないということである。

 地動説についても以前紹介したが、太陽も銀河の中心を回っているわけで、銀河の中心からみれば、太陽も地球も回っているわけで、ことさら地球が太陽のまわりを回っていることを特別視する必要もない。だから地動説というのは、宇宙の一部の運動を特別視しているにすぎない。

 対照的に、天動説は、地動説のように、なにも3次元世界の一部の運動を述べているのではなく、高次元世界もあわせて述べている。地球が3次元、月が4次元、金星が5次元、水星が6次元、太陽が7次元、火星が8次元、木星が9次元、土星が10次元という感じである。

 だから、天動説では、天体を天使で表記する。このことをコペルニクスは第3法則で述べていたらしいのだが、弟子たちが曲解して後世に残したため、ガリレオの地動説となった。

 宇宙を有限ととらえるビッグバン理論に代表される唯物論、つまり可視化できる部分だけをとらえて、線形的思考を駆使してつくりあげる論理体系は3次元思考の賜物であることを認識しないといけない。 
 
 つまり、宇宙をあまりにも安易に捉えすぎているから、3次元思考に埋没してしまう。

 例えば、前回紹介したように、この3次元思考では、「健康で長生きすることは素晴らしい」というように洗脳されてしまう。

 確かに、長生きすれば、この3次元世界で多くの経験を獲得できるが、その経験から、「自分たちの世界だけが全てではない」ということを学ばなければ、いかに長生きしようとも、何度も同じ経験を繰り返しているだけにすぎない。機械と同じである。

 同じ作業を繰り返すばかりで、更にその作業が低レベルになってくると、終いにはわけがわからなくなってしまう。永遠と同じことを繰り返し、そこに向上がみられず、むしろ劣化してくるのでは、その単純繰り返し作業を終結させるための死が必要となることがわかる。過ちを改めないで永遠と繰り返すようでは、人間は機械になってしまうから、死が必要となる。

 機械は同じことを繰り返すだけで、そこに善悪の判断や感情の入る余地はない。人間が感情をもつのは、自由を獲得するためである。自由を束縛されたら、誰しも気分が悪くなるが、だからといって自由がなんでも許されるか、といえば、一人の自由が、他の誰かの自由を奪うものであってはならないから、そこに善悪の判断が生まれる。

 つまり、長生きすることで、悪や、失敗を改善させる機会が与えられることが重要なのであり、人間が、自由を獲得するための、罪滅ぼしのための猶予であることを自覚しないと、機械以下の奴隷の存在に埋没してしまう。

 だから、中世ではリベラルアーツといわれる学芸が尊ばれた。

 あえて、自由が制限されてしまう3次元空間で、高次元の自由を獲得するために、つまり3次元思考を脱するために、3次元空間で生活し、多くの失敗を改善することで、4次元思考に移行できる。自分の世界が全てだと思っている人には、3次元世界が非常に窮屈に感じるだろう。自分の世界とは全く反対の世界と遭遇するからである。

 つまり、4次元世界の自由とは、3次元世界において相反(対立)する価値観を、融合(止揚)したものである。だから、3次元世界には両極性が常に存在する。ニュートンは、そのことを、作用反作用の法則で記述したが、作用反作用を生じさせる高次元の世界の真髄をエメラルドタブレットは記述している。

 さて、エメラルドタブレットを前回紹介したサイトから続けて抜粋紹介する。

 ☆  ☆  ☆

 エメラルドタブレット(2): 1785年の「薔薇十字の秘密のシンボル」の冒頭に出てくる数字
 http://oka-jp.seesaa.net/article/256643211.html

 過去記事の「[地球の内なる太陽] Vol.1 - その意味」の中に出てくる米国ウィスコンシン大学が所蔵する 1785年に発行された Geheime Figuren der Rosenkreuzer (薔薇十字の秘密のシンボル)というラテン語の古書があり、それの絵を見ていました。

 そして、「どうも何だか物足りない」と思っていろいろと探してみると、ウィスコンシン大学がネットで公開しているのは、どうやら「薔薇十字団の秘密のシンボル」の内容の一部だったようで、今日、完全版を入手しました。

 そこには下のような図なんかもあり、かなり興味深いものです。

 al-sun.jpg

 これがあるのは、ドイツ語のサイトですが、「Die geheimen Figuren der Rosenkreuzer (薔薇十字の秘密のシンボル)」というページの一番下の Weblink というところからダウンロードできます。

 PDF 書類で 50MB あります。
 全部で約 100ページほどのものです。

 この古書はラテン語なので正確に読むのは無理ですし、あと、私は「どんな文字でも筆記体みたいな西洋文字」のが読めないのですよ。

 なので、図を眺めるのとゴシック文字で推察する程度なんですが、今回、この古書をここで取り上げたことには意味があります。

 それはこの「薔薇十字の秘密」の最初の図説ページが「4」のマークで始まっていたからです。

 錬金術の最初の図説に出てくる「4」

 この「薔薇十字の秘密のシンボル」は 1785年から 1788年にかけて配布されたもので、後に、ルドルフ・シュタイナーが「封印されてきた薔薇十字の秘密のシンボルを解き明かすものだ」と述べたと上のサイトにはあります。

 ☆  ☆  ☆

 上の図は、オカルティストが、一見すれば、生命の樹であることに気づく。詳細の解説については、シュタイナーが講演で述べたものが、「薔薇十字会の秘儀」というタイトルで本が出ていたと記憶している。

 天動説の詳細な解説だった、と記憶している。

 文字数制限を越えるので次回に譲る。 





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Last updated  2013年06月19日 11時47分10秒
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