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シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

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2019年07月18日
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カテゴリ:神秘体験空間
どうも忙しすぎて書く気になれないのだが、せっかくの七夕の日にオカルトの七夕の意味でも書こうかと思っていたのだが、とっくに過ぎ去ってしまったので随分遅れて簡単に書きます。

 七夕とは、ラッキー7の略でして、つまり777という数は、人類の進化段階を3ケタの数字で表現したもので、777となると、肉体を脱して天使の霊魂だけの存在になる、という意味です。

 人間の成長も7進数で表記すると、捉えやすくなるように、7とは、一週間の数でもあり、7つの天体を表し、つまり成長の基準となる数なのです。

 天使といっても、堕天使のように、777になる一歩手前の666~776までで、進化が停滞してしまうと、落第生のようにまた一からはじめないといけなくなる。

 有名なルシファーなんかは、地球紀の前の月紀に落第してしまった肉体を持たない存在なのです。だから、月には悪魔が住むと昔から言い伝えられているのです。この場合の月とは、空にある天体の月だけではなく、月の軌道全てを含む空間のことで、物質的には見えない世界なので、冥界とも呼んでいる。

 要するに地獄の世界です。死後、人間はまず欲界と呼ばれる地獄に行くそうです。欲界はこの世、つまり物質界とよく似ているそうで、つまりこの世も地獄の一つなんですね。だから俗界とも呼ばれ、この世にどっぷり浸かって権力欲なんかに取りつかれると、地獄を抜け出せなくなるわけで、だから御釈迦さんは、解脱や出家を説いたんですね。
  
 どうして死があるのかわかるでしょう。地獄から抜け出せるためです。この世の洗脳を解くには死しかないからです。だから死がなくなっちゃうと、人間は堕落するしかなくなるわけです。ゾンビですね。この世でいえば細菌やウイルスのような存在です。自我を失ってしまうわけです。

 だから、出家というのは血縁関係を切れというわけではなく、この世の血縁関係を越えて不公平や差別をなくせという意味です。家族だから大切にするでは、家族でなければ大切にしないということにもなるわけで、条件つきで、それは差別なわけです。そういう俗世の関係を越えろという意味です。

 でも肉体をもったつながりは死でご破算になります。だから本当の愛というのは、精神的なつながりなんです。肉体的つながりは、この世でのつながりでしかないが、また来世でつながりを改善する切欠をつくる縁となります。

 この間仏教のバラエティ番組をみていて、「袖ふり会う縁も他生の縁」という文言の本当の意味を解説していましたので、感動したのですが、この世でのどんな出会いも、必ず前世との因縁なんです。だから親子関係だけでなく、ちょっとした出会いも、すべての出来事の縁も、前世からつながっているので、血縁関係ばかりを見ているとダメだよ。地獄に堕ちますよ、という意味なんです。要するに進化が停滞してしまうわけです。

 死後まずどんな善人でも地獄に行くので、そこから抜け出す訓練を現世で積んでいるわけです。善人はこの世で抜け出せる術を身に着けているだけです。だからこの世の四苦八苦の原因と御釈迦さまは説いたわけです。思い通りにはいかないわけです。なんせこの世は悪魔の統治の世界ですから、だからキリストさまは、人類全ての罪を背負い弱者となって肉体の死を経験したわけです。

 ヘーゲルはこのことを正反合の弁証法で表しました。正はこの世での覚醒意識です。これには必ず反という逆の潜在意識が対立します。木をみればみるほど森がみえなくなるからです。というのも覚醒意識は潜在意識の氷山の一角だからです。

 だから覚醒意識をもちながら、その覚醒意識が潜在意識のどこにあたるのかが見渡せないといけないわけで、通称、俯瞰といわれます。地獄の反対は天国です。悪魔の反対に神がいます。悪魔は神がつくりだした存在だからです。

 肉体に転生しないと精神は進化できません。

 地獄を乗り越えないと天国にはいけません。御釈迦様もキリスト様もこの世では苦労したわけです。この世で苦労しないと地獄から抜け出せません。それだけ自分に厳しいのが神様なんです。

 で、進化の停滞の数は、666と獣の数でオカルトでは表記するわけで、この進化段階を乗り越えないと、777の天使の段階に進めないんです。

 さて、777は白鳩やフェニックスの不死鳥でよく表現されていて、いわゆる神の一員となるわけです。で、現在の人類の進化段階というと、うろ覚えだが、555位だったように思う。

 まだまだ先は長いわけですが、脱落者はすでに多数出ているわけです。

 恐ろしいことに現代人は、外見で人を差別しますね。整形が流行ること自体それを物語っています。肉体の形で人を差別してしまうのは恐ろしいことなのです。

 キリストは、目には目を歯には歯をというハムラビ法典の本当の意味を解きました。眼で差別するものは、目を捨てなさい。歯で攻撃するものは歯を捨てなさいといったわけです。人を差別するものはそれだけで地獄を抜け出せないのです。

 それは単なる欲望なのです。自分は偉いという自惚れの裏返しが差別なのです。愛情が不足しているのです。差別するものは、愛が不足しているのです。

 すべての生命は尊く、すべては流転しているのです。立場を入れ替えて、お互いの愛の不足を補おうとしているのです。

 だから患者も医者になるし、医者も患者になる。病気を通して互いの愛を補うことを学ぶためです。どちらが偉いというわけではなく、前世からの因縁を良い方向に変える訓練なんです。

 ヒポクラテスは医術をアートと称したそうですが、ヒポクラテスの医術は現代では全く曲解されています。古代のアートとは、生命を育むことで、愛を学ぶことです。

 我々はなぜ肉体という呪縛に魂を宿し、生まれてくるのでしょうか?

 それは魂の自由を肉体という閉ざされた空間に刻印するためです。肉体は、地球という物質の一部です。炭素の塊で、いわゆる哲学の石です。この石ころを永遠に流転させるのが魂の技芸なんです。

 自由に石ころを転がして自由の建造物を打ち立てる自由な魂をつくりあげることが、人類の進化の課題で、だからフリーメーソンなんかは、石工といわれ、様々な建造物を地球に建てたわけです。それは地球に建造物を建てることで、精神を自由に進化させたわけです。

 つまり、自由な霊魂の抜け殻が古代遺跡になっているのです。人間の魂がそれを神々しいと思うのは、魂が記憶しているわけです。

 自分が進化をした証として建造物を記したわけです。魂の器を表現したのです。いまでは単なる墓石となってしまいました。地獄の沙汰もカネ次第という文言がありますが、これは現世のものは全て現世に返していきなさいという意味です。裸一貫で魂だけで地獄に行きなさいという意味です。でないと地獄から出られなくなるからです。

 キリストも、カエサルの物(古代ギリシアの通貨)はカエサルに返せと言っているわけです。でないと、来世に生まれること、肉体を持つことができなくなるでしょう。





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Last updated  2019年07月18日 21時22分56秒
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