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シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

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2020年04月24日
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カテゴリ:神秘体験空間
今回は続けて書く。

新型コロナ媚びっとばかり考えているとどうも気が滅入ってくるので、もっと広い意味、つまりオカルトからウイルス感染を考えてみる。

今回の媚っとは、人類に、個人の行為が、人類全体に影響をもたらすことを、感染という形で、わからせてくれたという肯定的な面を示してくれた。

つまり、感染という悪魔的な現象にも、やはり法則があり、その法則とは、オカルトでいう因果法則であることがわかる。

人間は、因果法則を学ぶために、この物質世界にやってきたというのが、オカルトの人生の意味でもある。

自分の行為が、人類全体にどのように影響するのか、主客を転換して、自分の行為を学ぶのである。簡単に解説すると、例えば、自分が誰かを殴るとする、殴られた人にどんな影響を与えるのか、次にその影響を知るために、殴られる人として転生し、生まれてくるのである。

つまり今生は、前世の自分がした行為の検証でもある。オカルトではそのことが輪廻転生の法則として、既に判明している。

本来の「気を使う」という意味は、この因果法則を理解する、という意味なのでもある。相手の立場を考えるのは、自分の行為が、相手にどう影響するか、を考えることでもある。

「空気を読む」というのも、自分の発言や行為が、全体にどう影響するか、というのを考えることなのでもある。

つまり、自分の行為が、周囲の相手に、人類全体にどう影響するのか、を推測しながら、行動するのが、そのまま、因果法則をみつけることなのである。

科学的にいえば、実験者が、自己を実験の対象者として、実験し、検証することになる。

そこで、神智学者ドーリルの著書「秘教真義」から、因果法則、つまり原因と結果の章を抜き書きして以下に要約する。

 ★    ★    ★

原因と結果

存在するものはすべて因果の法則の基に表出している。多くの人は、因果則とカルマ、即ち宿命とを混同しているが、全く違う。宿命とは、予め苦しむように決められた運命で、個人の努力によって変えられないが、因果則は、全く違い、適当な適応行動により、過去に創った原因からの結果全てを中和して改められる。

過去に積み重ねた原因の報いによって、苦しめられるというものでもない。また神なる法則は、個人に自由意志を与えているから、直面した過去の原因の結果に対して、考えられる多くの対処法の1つを自由に選べるのである。

過去に積み重ねた原因の結果に対する現実の対処法がまた、未来への新しい原因となり、それ相当の結果をもたらすのである。

毎日毎日、我々は因果則の因を形成している。その果は、今世か、来世でもたらされる。だから、我々は来世で生まれるべき肉体と生活環境の種類を、今世においてつくりだし、決めていることになる。

因果則は、自分の運命の唯一の決定者が自分である、という神聖な法則なのである。それはその人の人生において起こる全てのことの責任は自分にあるという法則でもある。人間は自分の行為によって自分を罰するか、報いているのである。

己が蒔いた種は己が刈り取らねばならないというのが、不変の法則である。

こんなわけなので、自分の過去の行為の結果として、実際に直面したことに対して、多くの人々がとる、神への恨みや悪魔への憎しみの態度は改めるべきである。

 ★    ★    ★

神と悪魔は、人が過去にした行為の結果を、人にもたらしている仲介者にすぎない。重要なのは、過去にした自分の行為を理解し、改善することなのである。

余裕があれば、次回に続く。





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Last updated  2020年04月24日 23時45分52秒
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