事実は小説より奇なり!百田尚樹が『殉愛』発売以前に遺産の寄付金を辞退させてさくらへあげようと画策していた点や、
『シャネルとバーキンをこよなく愛し』『ブランドとおしゃれが大好き』な既婚女性さくらは独身と嘘をつき不倫のすえ4度目の結婚にたどり着き莫大な遺産金をゲットしたが、2番目のアメリカ人の元夫の話などは非常に興味深かった。
たかじん遺産メモの偽造など、遺産を巡る違法行為や金に対する執着心のみならず、TV局制作者や出版業界人も巻き込んだ利権争いが入り組んでいて、読み応えのある本だが週末に一気に読んでしまった程とても面白い本でした。お勧めの本。
百田尚樹『殉愛』の真実