カテゴリ:09本を読む
大好きな清水玲子のコミック新刊。 薪警視正の‘一の部下’という感じの岡部警部が、「第九」のメンバーになった経過が語られる。 今から半世紀後という設定にしては、この脳の中をのぞくMRI以外は大した科学の発展が感じられないのが不思議。 SFなのか、ミステリーなのか、警察ものなのか・・・(分類に意味はないけど)どうとでも受け取れる作品なのだが、私は普通の人間の心の闇といったものが結構暴かれるところが、ストーリーとしてすごいと思う。 誰でも心の片隅に少しは抱えていることが殺人の動機になっていて、単純に「犯人を暴く」というより、捜査する側(ちょっと犯人に共感している)の悲哀も感じてしまった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.04 23:16:26
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