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カテゴリ:労働・社会保険制度
顧問先にお届けしている情報誌を、今日やっと完成させた。
他の仕事をやりながらなので、実は完成まで1週間近くかかってしまった。 別の仕事をしながら、ひとつの記事を完成させたという感じ。 そうか、最近の集中力のなさは、この仕事のやり方だからなのだと、改めて反省。 別の見方をすれば、他の仕事があるおかげで、集中力のなさをカバーできているのかも知れない。 ちょっと矛盾しているが・・・ 話しは戻るが、その情報誌に書いた記事についてひと言。 法改正情報も記事にしているのだが、今号ではこの10月から実施される「医療制度改革」について紹介。 ところが、この制度の概要を調べていくうちに、これは大変な法律を通してしまったのだと改めて感じる。 この制度改革についてひと言で言うならば、「高齢者いじめの最悪法」と言ってもいいかも知れない。 何点か列挙すると、 ・窓口での患者負担は、70歳以上で一定所得以上の場合3割負担(今までは原則1割で例外2割の負担額) ・75歳以降の方全員に、新たに月額6200円程度の保険料負担の創設(2008年4月から) ・70歳以上の入院費負担額の増加(月3万円の増加) ・高額療養費支給の限度額の引き上げ ・埋葬料が、現行で最低10万円から、一律5万円支給に などなどとなっていて、「70歳以上の高齢者は病院に行くな」と言っているに等しい。 負担が少なくなったのは、出産育児一時金が5万円引き上げられ35万円になったくらいで、しかもこの出産育児一時金についても、年内には直接医療機関に支払う仕組みになることから、実際にはさほど影響がない。 他にも就学前児童の窓口負担が2割になるが、この実施は2008年4月からだ(現状は3歳までが2割負担)。 これほどまでに国民に負担を強いる制度で果たしていいのだろうか。 10月から徐々に実施されるが、実施されてから不満がたくさん出てくるような気がする。 しかしその時には、法律施行責任者である小泉首相は、首相の座にはもういないのだ。 政治の世界は、実によくできている。 ブログランキングに参加しはじめました。 少しはタメになったと感じましたら、ポチッとお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年08月30日 23時27分52秒
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