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あべ社労士のポジティブノート

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2007年12月06日
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カテゴリ:出来事
今月はまだ2回目の更新だちょき
けさは冷え込みが激しくて、我が家のまわりの景色は真っ白(といっても霜が降りたことによる白さだが・・・)になっていた。

まだ12月に入ったばかりだから、これ以上に寒さがこたえる季節はこれからだ。
2日ほど前だったか社労士会支部の忘年会があり、その帰途にわずかばかりの雪がちらついていたが、冷えた空気の中の雪のちらつき具合がなんともしんみりとした雰囲気を漂わせ、思わず中島美嘉の“雪の華”を口ずさんでしまったほどだ。

と、前置きが長くなってしまったが、ところで先日流行語大賞なるものが発表された。
“どげんかせんといかん”や“ハニカミ王子”が大賞に選ばれていたが、流行語のトップテンには“食品偽装”が選ばれていて、毎日のようにどこかの食品関連業者の摘発がされているという事態をも反映しているといえる流行語であった。

同じような問題だと思うが、製品の欠陥による死亡・負傷事故についても昨年あたりから騒がれはじめ、どこの会社も同じような内容のCMで製品の回収を呼びかけるなどの事態になっている。
関連して、先日次のような記事をみつけた。

  製品事故報告が最多の4084件・06年度、安全に危機感
    経済産業省所管の独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)は4日、
   2006年度に企業や消費者などから受けた製品事故の報告件数を発表した。件数
   は前年度比4割増の4084件で過去最多。ガス瞬間湯沸かし器による死亡事故など
   重大製品事故が相次ぎ、メーカーの製品安全に対する危機感が強まっていること
   が報告件数の増加につながった。
    情報源別ではメーカーなど企業からの報告が前年度比2.1倍の1235件だったほ
   か、消費生活センターなどからの情報も2.8倍の379件となった。
    製品別では石油ストーブなど燃焼器具が前年度比5割増の1314件と最多。冷蔵庫
   やエアコンなど家庭用電気製品も7割増え1295件。デスクマットでの事故が相次い
   だ身の回り品では前年度比2.8倍の228件となった。
(NIKKEINETより)

こうしたことは、今始まった問題ではないと思うが、国民にとっては日常生活上の安全という点で身近な問題であるだけに、決して無関心ではいられない問題であることは確かだ。
とりわけ製品事故に至っては、それが原因で死亡事故まで起こっていることを考えると、どこの家庭でおきたって不思議はないくらい極めて重要な問題のような気がする。

これは、流行語ともなった“食品偽装”の比ではないくらい深刻な問題なのだと思う。
そして記事にもあるように、情報源としてメーカーなどからの報告が多くなっていることに、企業にとっても決して軽視してはならない問題としての意識があらわれているように思う。

いまや企業にとっては、国民のことを無視しては存在さえも危ぶまれる状態なのだ。
従って、企業が先頭になって消費者の安全への対策を行おうという姿勢が生まれてきていると言えるのではないだろうか。

企業の社会的責任(CSR)が、とりわけ消費者・国民生活の安全という観点で求められている時代ともいえる。
大企業にはもちろん求められることであるが、中小企業にとっても発展するためのキーワードとしてCSRについて考えていくことも必要なときかも知れない。

そのことは、時代の流れを汲み取っていくことでもあると思うのである。


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最終更新日  2007年12月06日 23時25分46秒
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