カテゴリ:会長日記
今日は立春です。若い独身の頃は、毎月、静岡県を訪れていました。この時期、仕事を兼ねて伊豆半島の先・静岡県加茂郡河津町に行けば、早くも河津桜を見ることができました。
この河津町では、毎年2月上旬から3月上旬までの約一か月間、「河津桜まつり」を開催し、期間中、およそ百万人もの見物客で賑わいます。 日本でもっとも有名な品種の「染井吉野」は、見事な花を咲かせつつも、満開から三日ほどで散り始めます。 一方の「河津桜」は見頃の期間が約一ヵ月と長く、本州一早咲きの桜として知られています。 河津の桜は、一人の町人が河津川沿いで、雑草の中に、芽吹く桜の苗木を偶然見つけ、自宅の庭に植えたことが始まりです。 その華麗で淡紅色の花に魅せられた関係者の尽力により、一本の桜が全国に名を馳せるまでになりました。 そこには花を愛でる気持ち、<美しい花を多くの人に見てもらいたい>という思いやりの気持ちがありました。単なる「町おこし」ではなく、それぞれの情熱と一体感が結実し、大きな成果を生み出したのです。 桜を見るということだけでなく、名所旧跡にかかわる多くの人の働きに感謝しつつ、日本の風情や文化を楽しみ、後世にも伝えていきたいものです。 合掌 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024/02/04 11:27:21 AM
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