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June 17, 2014
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先週末,DWs’会長宅で,各社NAS及びNWPの比較試聴会が開催されました。
詳細は例えばこちらこちらやこちらを。

参加人数にしても,集めた機器数にしても,シングルブラインド試験としては限界に近い規模だったかと思います。これが個人宅でできるのですから、会長の企画力というか実行力が素晴らしいですね。
 
堅いことを書くと,シングルブラインド試験とは,操作者(今回なら機器を操作したAさん)だけがその機器が何かを知っており,被験者(つまりは我々)は何かを知らない試験のこと。日本語では単盲検試験。

そしてこの「知らない」レベルが本当に知らない,つまりは割り付け者と接触しない,別室にいる等が理想です。例えば今回若干の操作不調の機器がありAさんが「代理店の方を呼ぶとわかっちゃいますもんね」と皆の前でぽろっと漏らしましたが,そうするとその機器は「今日代理店が来ている機器」とわかってしまいます。ガチ試験ではそれはダメ。あと,機器の試聴順は本当はランダム(無作為)がいい。今回はやや作為を感じました。

それに対しダブルブラインド試験(二重盲検試験)とは,操作者も評価者も何の機器を鳴らしているかわからない試験のこと。少なからず製品版のオーディオ機器ではあまり現実的ではありません。例えば外見に全く差がなく、重さもうなり音も同じ(識別不能が担保された)2種類のパワーアンプには使えますが,メーカー試聴の場合でも操作者はどちらがどちらかわかるでしょうし。
 
そんな二重盲検試験はどういう時に行われるかというと,例えば医薬品開発の時。実薬DとDのプラセボを無作為に割り付けて8例分を1セットにする,それを1群240例,計480例の試験なんて時です。薬を割り付けた第3者だけがどれが実薬Dでどれがプラセボか知っていて,医者も患者も製薬会社もわからない試験。病院でもらう薬ではそれが普通にやられています。
 
ブラインド試験をするとすぐに「当たったか当たらなかったか」という話になり,それに一喜一憂してしまいます。ただ1分の1の当たりは実は重要ではなく,どれくらいのバラツキをもって何回中何回同じ結果になったかが本当は大事。2分の2で100%当たったよりも,30分の27当たった方が,なんつうか信頼性が増すのですよ。
だからこそ今回の比較,参加者15名というのは,一人二人よりも確度が高い結果だったと言うこと。
 
そういうことは抜きにして,結果です。

(続く)






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Last updated  July 24, 2014 10:41:13 PM


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