カテゴリ:小説すばる2021年
小説すばる 2021年10月号
デイドリームビリーバー 古矢永塔子 ネームは通らず、アシスタントで徹夜続き、 崖っぷちの漫画家・峯田。 峯田には、ずっと待ち続けている人がいた。 (小説すばるより転載) 高校二年のときに、同級生の東(あずま)とふたりで 漫画を書いて、奨励賞を受賞してデビューしたが、 その後コンビを解消して、峯田は今一人で漫画を書いている。 とっても連載はなく、ごくたまに青年誌に読み切りが掲載される だけの売れない漫画家であり、収入はアシスタントとしての ものしかない。 そんな峯田が今とりかかっている漫画のネームに 四苦八苦している時、突然ある人物が訪れてくる・・・。 後半の主役がおかれている状況の不自然さに 違和感を感じ、 ラストが「ダレンシャン」みたいな感じなど、 ツッコミどころもありますが、 意外な結末という点で面白かったです。 小説ならではの手法で、ミスリードさせられる 叙述トリックが冴えていました。 しかし、何故コンビを解消したのか、 その理由が知りたかったですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年10月05日 23時10分18秒
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