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カテゴリ:日記
2015年
今年は恵まれたヴィンテージとなるだろう。 すべてが完ぺきに進んだ。 素晴らしいブドウができた。 天に恵まれたヴィンテージだ。 少なくともフランスに関しては、ネガティブな記事は少ない。 期待してよさそうだ。 収穫前のピリピリ・ムードも順調すぎる運びとなり、一安心。 9月初めの収穫前あたりから、今年はビッグヴィンテージの気配、と聞いていた。 ブドウを収穫し終えるまでは油断できないのだろうが、 日本にいる私からすると、2011,2012,2013のようなことにはならないだろうと思っていた。 さて、 表題のボジョレー・ヌーヴォ。 当然のごとくサントリーが輸入する、ジョルジュ・デュブッフである。 yahooのトップページの一コマに取り上げられている。 我々業界人としてはうれしい限り。 そう思う反面、ヌーヴォには悲観的。 あと数年もすれば無くなるであろうと思う。 それはつまり、ワインが文化として日本に根差し始めるのではないかという期待を込めてのこと。 ヌーヴォ=高い(≒高い癖、まずい) この図式が成り立っている。 今の若者は、ワイン・バルやスパークリングワインの常飲化により、より身近にワインを感じている。 その分、ヌーヴォへの愛着が薄い。 安くて旨いワインをよりたくさん知っているのである。 2000円~3000円だしてヌーヴォを買うなら、他に。と思っているだろう。 ヌーヴォを脱却し、ヌーヴォに頼らない商売を見つける必要があるだろう。 もしくは、安くて美味しい、高くても美味しいヌーヴォの輸入が必要だろう。 PETヌーヴォが流行った数年前などは論外。 自然派と言われる作り手や生産者にこだわるインポーターのワインなど ホンモノ志向が受け入れられるようなワイン消費国となりたいものだ。 ホンモノを見つける ホンモノを味わう ホンモノをホンモノだと判断できる なかなか難しいだろう。 一歩ずつ、わずかながらでも、歩みを止めないことが今は大事。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.11.01 02:12:05
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