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奇改屋のチラ裏雑記

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2019年01月03日
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テーマ:徒然日記(22706)
カテゴリ:魔法の学習



オーストラリアの古本屋が始めた、
Blind Date with a Book。
この試みが恵文社でされていた。
というか、世田谷深沢のSNOW SHOVELINGの
ものだったが。
深沢といえば、呑川の桜と世話になった先輩の
イメージしかなく、、というか大昔しか知らん。

閑話休題

本は茶色の紙袋で、タイトルや著者、表紙が、
見えないようにラッピングされていて、
手書きで「いい人生を・・・」と書かれてるのみ。
まあ、言葉に釣られてしまったのだけど・・・。。

開けてみると、本はオリジナルのカバーがされており、
タイトル・著者はシールが貼ってあった。

本は、フランツ・カフカの変身。
定価¥346の新潮文庫w 800円で買った。
包装の方が、本より高価ってわけだ。
これは、おみくじだ。そう考えると、
値段ではないのだと納得できる。

朝から「毒」という言葉が、目に映った。
何かの信号だとはおもうのだけど、よめない。
おいなりさんで、みくじをひき。
その後、一乗寺に行ったのだけど、、
意味を読み解く必要を感じた。

この本に書かれている事は、不条理。
神話のようでもあり、コミカルでもある。
他者が自分に対して感じるアイデンティティが変化、
つまりは、主人公が蟲になってしまって、
人間関係の真理をついてみせた名作。

これを「おみくじ」としてどう解釈すればよいのだろう。

カフカは、
「罪・苦悩・希望・まことの道についての考察」で、
ある地点からは、もはや立ち帰ることはできない。
その地点まで到達しなければならぬ。
Beyond a certain point there is no return.
This point has to be reached.
と語っている。
Point of No Return 
当てはめれば、すでに帰れないという事だ。
解ってた、、知ってた。
毒蟲になってしまえば、変身してしまえば、
今までのことは、無い様になってしまう。
「真実のない生というものはありえない。
 真実とは多分、
 生そのものであろう」と語りながら、
「人生の意味とは、
 それが終わるということです。」とも言う。
前に行くしかないようだ。

伝えたいことしかないのに 
何も声が出なくてごめんね
ただの毒虫になった





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最終更新日  2019年01月04日 14時35分31秒
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