「Sorry Japan」中村哲医師を追悼　９条とは。

2019年12月08日

カテゴリ：一期一会

合言葉は「#ناکامورا」(ナカムラ)
アフガニスタンで死亡の中村哲さん悼むツイート相次ぐ

アフガニスタン東部で銃撃され、死亡が確認された福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表の中村哲さん(73)。Twitter上では「ナカムラ」を意味するハッシュタグ「#ناکامورا」や「#sorryjapan」とともに、その死を悼むメッセージが寄せられている。国内に限らず、アフガン現地で使われているダリ―語による投稿もあり、中村さんが多くの人から愛されたことが伝わる。パキスタンで20年間に及んで医療活動に従事した後、アフガニスタンで活動を開始。長年の活動が評価され、2003年に「アジアのノーベル賞」と呼ばれるマグサイサイ賞を受賞。今年10月には同政府から名誉市民権を授与されたばかりだった。アフガニスタン東部に住む男性は、日本語や英語、アラビア文字で「許して」と投稿。「#ناکامورا」のハッシュタグとともに中村さんのアフガンでの活動を伝える動画をリツイートし、その功績をたたえている。「#sorryjapan」のハッシュタグには、アフガンを支援し続けた中村さんが犠牲となったことに対する謝罪の念が込められている。

こんな時理不尽を感じる。
因果とは何なのだろう。

4japan(秋田県在住/アフガニスタン出身)万国アノニマスさん

中村哲先生が亡くなったというニュースを聞いて、とても悲しく思います。
私は彼の家族、すべてのJICAスタッフ、そして日本の人々に哀conの意を表しました。
中村博士の喪失は、特にアフガニスタンの人々にとって大きな衝撃です。
今日、アフガニスタンは真のチャンピオンと公務員を失いました。
彼はアフガニスタンの脆弱な人々の医療と土地再生に人生を捧げてきました。
私の祈りは、この困難な時期に中村哲先生と一緒です。
彼はアフガニスタンの改善のために無私無欲に働いた真の人間として記憶されるでしょう。
本当にすみません日本　　※原文ママ

日本共産党の志位和夫は
｢憲法９条に基づく国際貢献とは何かということを
身をもって体現された方だった｣と追悼の意を示した。

中村さんは、アフガニスタンでの活動について、
｢向こうに行って、9条がバックボーンとして
僕らの活動を支えていてくれる、
これが我々を守ってきてくれたんだな、
という実感がありますよ。体で感じた想いですよ。
武器など絶対に使用しないで、平和を具現化する。
それが具体的な形として存在しているのが
日本という国の平和憲法、9条ですよ。
それを、現地の人たちも分かってくれているんです。
だから、政府側も反政府側も、
タリバンだって我々には手を出さない。
むしろ、守ってくれているんです。
9条があるから、海外ではこれまで
絶対に銃を撃たなかった日本。
それが、ほんとうの日本の強味なんですよ。｣
と語り、憲法9条の堅持を主張した。

９条支持者、救いを語れよ。
この世界は残酷なお花畑か？
何故、中村医師は殺されなければならなかったのか。
暴力に対して暴力でやり返していたのでは、
暴力の連鎖が起り、憎悪が増幅する。
中村医師は暴力以外で戦っていた。
しかし、９条の精神は命を守れなかった。
”戦争の惨禍が起こさないように”
そりゃそうだろう。
9条と言う崇高な理想を掲げて、
惨殺された偉人に対して、
誰もが納得する救いの言葉はないのだろうか。

長女の秋子さんは、
「こんなにアフガンの皆さまに厚意を寄せていただいて、
父も喜んでいると思います。お世話になりました」
とコメントしている。