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高温に遭うと花芽がつかないことがある。
野外であっても30度を超す高温下にある南九州。ハウス内はどれほ どかや・・・ということで、その対策ということになります。トマト というとになっておりますが、キュウリやピーマンなども同様の考え 方となりますので、ひとつまえの本日分[こちら]と併せてご参考まで によろしかったら。 ↓ 『高温に遭うと花芽がつかないことがある。』 本圃に定植されたトマトやミニトマトの花芽がこない〔一段花がとぶ〕 ケースが、増えています。この現象の原因は 育苗の期間や定植後に 高温に遭う ことによっておこるものでいわゆる高温障害といわれるものです。こ の現象の起こるメカニズムですが、それは 育苗される場所や定植された場所の気温が上がる ↓ 気温が上がり続けて30度を超える ↓ 30度を超えた状態になると花粉の機能が低下 ↓ さらに温度があがる ↓ 35度以上になると、植物体内の糖分が不足してくる ↓ 花粉だけではなく、お花自体の機能が不全になる ↓ 受粉ができない といった経過をたどるからだといわれています。 したがってトマトやミニトマトの花がつかないという高温障害を防ぐ には、 ● 育苗場所の気温を30度以下に保つ ● 夜の気温を25度以下にする ことが大切となります。さらにもうひとつ。植物体内の糖分を上げる ことも効果的な対策です。具体的には ● 糖分のはいった液肥の葉面散布をおこなう ● 液肥の濃度は薄め〔500倍程度〕を心がける ● 薄めであっても、回数を増やす〔5日おき〕ことで対処〔耐暑〕 といった方法をとることで、症状を軽減することが可能になります。 いじょう、今回は本圃に定植されたトマトやミニトマトの花芽がこな い場合の対処法をおつたえしました。記事を読まれて心当りのあった 方は、次回にこの耐暑法を試されてみはいかがでしょう。 なんといっても高温の季節は、トマトやミニトマトをはじめとする果 菜類の高価格時に重なることが多いもの。せっかくのお花なのですから、 しっかりものにいたしましょう。 せっかくの高値の時期なのに、『2番から3番花まで 全部おちてしまった・・・なんてお話をお聞きするこ とも今シーズンは多々あり。 「夢で終らせない農業起業」 「里地里山複合大汚染」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 4, 2019 11:09:51 PM
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