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カテゴリ:いまの時期の定番記事。
大雨のあとの作物のお手入れは・・・。
全国的に長期間の降雨がつづいています。皆様方の圃場には大事あ りませんでしたでしょうか。 今回は、そんな大雨水害後の植物の管理と施肥の一例を記してみま した。よろしかったら。 ■ 野菜・花卉 1. 排水溝などを作って排水に努める〔水がたまっている場合〕 2. 早期の薬剤散布ののち、アクセルなど液肥の散布 3. 圃場が乾いた時点での中耕、その後の高温に備えての間断かん水 4. 花卉での葉焼け防止対策として ライムショットの葉面散布 5. 光合成ができなかった対策として、まずリン酸・苦土系の液肥 6. その後、多木有機液肥+タイミングの液肥施用 ■ 果樹 1. 軽い中耕と除草、その後の敷きワラなどでの乾燥害の予防 2. 長雨あとの干ばつでの樹勢低下予防に、アクセルの葉面散布 3. その後、有機液肥のかん水施用 4. ブドウでの うどんこ病、カンキツでの 黒点病に注意 5. 徒長枝が多い場合は、日焼害を考慮しつつの夏季剪定&ねん枝 と、いったものです。 繰り返しになりますが・・・大雨がつづいたり、さらには水害が起こっ た場合は、土の表面が締まっていることの多いもの。そんな場合は土に 空気を入れてあげること。これが植物の樹勢を回復させるのに、とても 役に立ちます。また 土の中に空気があるほうが、土は水分を保持しや すくなり、結果として 梅雨明け後の干ばつにも耐え易くなりますよ。 → 家屋が床上浸水にあった場合の消毒法については こちら 。 ![]() 要所要所で手間をかけることが、農業では大切です。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 10, 2020 05:07:01 AM
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